株の塩漬けも悪くないという話【1年越しの成功談】

株式投資の基礎
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読みが外れて買った銘柄で含み損が出ちゃった・・・塩漬けせず損切りした方がいいのかな・・・?

株式投資をしていれば、自分の銘柄分析による予測が外れ、こうした状態になることが必ずあります。

このような状態になった場合は、これ以上の損失を防ぐため、また投資機会を損失しないために塩漬けするのではなく、損切りするべきという考えが一般的。

しかし、こちらの心理としては損切りすることはできれば避けたいという本音もありますよね。

僕も以前、株で多額の含み損が出たことがあったのですが、損切りするのを避け塩漬け(株を持ち続ける)にした経験を持っています。

その結果、株価が上昇し見事利益を得ることができました。

この記事では、『塩漬けも悪くないよ!』ということを、僕の経験を踏まえお話したいと思います。

今まさに損切りするべきか塩漬けにしても良いか悩んでいる方の参考になれば幸いです。

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対象銘柄と利益額

まず、僕が保有していたのはこちらの銘柄です。

セントケア・ホールディング(株)
証券コード:2374
保有株数:100株

先に結論から言うと、僕はこの銘柄を塩漬けしてから1年後に、プラス500円で利益確定することができました。

「えっ、たった500円?しょぼい・・・」と思われる方がいるかもしれません。

しかし、塩漬け時はマイナス10,000円以上の含み損が出ていたので、そこからこのプラスに転換したことは考えると十分な利益です。

ちなみにこの時はプラス500円で売り抜けましたが、もう少し待てばさらに株価が上昇し、プラス10,000円で利益確定させることも可能だったので、そこは冷静に動向を追えていなかったと反省しています。

優待目当てで買っていた

さて、はじめになぜ僕がこの銘柄を買っていたのかですが、ぶっちゃけますと完全に『株主優待目的』でした(笑)

この銘柄の株主優待は、『500円相当のクオカード』となっており、当時まだ株式投資を始めたてだった僕は、しっかりした銘柄分析をせず100株を買ったのです。

無事優待は入手できたものの、その後株価が下落し、気が付けば10,000円以上の含み損を抱える状態に・・・

安易に目先の利益だけに飛びつくと、このようなことになるという典型的な失敗だと思います。

今ならこんなことは絶対にしませんが、当時は知識も経験も不足していました。

この記事を見てくださっている方の中にも、僕と同じような失敗をされた方がいるかもしれません。

損切りか塩漬けか

ここで僕は、この銘柄を損切りするか塩漬けにするか非常に悩みました。

短期的に見れば損切りした方がこれ以上の含み損は防げますし、この資金を元手に新たに取引を行い利益を出せる可能性はあります。

しかし、この次に買う銘柄の株価が必ず上がるかは分かりませんし、正直言ってこれを無理に売却し損切りしなくとも、投資資金はあったので他の取引も可能な状態でした。

また、業績等を改めて見ても、少なくとも会社が倒産したりする可能性は極めて低いと思ったため、塩漬けにして様子を見てみようと判断しました。

(ここでもし会社の業績に問題があったり、今後も株価が上がる見込みがほとんど感じられないようであれば、損切りする方が良いと思います。)

放置していても得られる配当

塩漬けはデメリットばかりが取り上げられがちですが、メリットもあります。

それが株を保有していることで定期的に受け取ることができる配当益です。

当時僕は100株保有していたので、金額は多くはないにせよしっかりともらうことができました。

自分は何もしていないのに、自動的に入ってくるお小遣いのような感覚です。

中長期投資のスタイルであれば当然かもしれませんが、このような塩漬けの状態であってもしっかりと利益を得られるのは嬉しかったですね。

ちなみにこの時も、定期的に株価の動向は探っていました。塩漬けにしているとはいえ、いつどこで転換期を迎えるとも限らないため、完全に放置するのは勿体ないと思います。

塩漬けも1つの有効な手段

最終的に、塩漬けにしてちょうど1年経過したところで、この銘柄の株価は大きく上昇。

僕は無事にプラスの状態で利益確定を行い売り抜けることに成功しました。

もちろん緻密に銘柄の分析を行い、自分の予測通りに株価が動けばそれに越したことはありません。

しかし投資である以上、100%予測を的中させることはできませんし、失敗すりことも多々あるのは避けようのないことです。

損切りをするのは次に繋げるために効率的な戦略ですが、僕の経験談のように塩漬けも悪いことばかりではないと思います。

大事なのは、『塩漬けにしても、今後株価が上昇する見込みがあるか(もしくはより悪化する可能性が高いか)』という点を改めて冷静に分析することではないでしょうか。

当時の僕のように目先の利益や損失に囚われず、広い視野で見渡してみることが失敗を防ぐポイントです。

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