【ケガの経験談】格闘技で脱臼した時の話

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格闘技を始めて10年以上が経過している僕ですが、これまでに負った大きなケガの1つが、『肩関節の脱臼』です。

これまでに様々なケガをしてきましたが、その中でも脱臼は2度としたくないくらいの痛みと嫌な記憶があります。

この記事では、肩を脱臼して学んだことや感じたことを、僕の経験談をもとにお話します。

「脱臼するとこうなるのか!」という風に、今後の参考にしていただければ幸いです。

肩から落ちて脱臼

脱臼をしたのは、かれこれ9年ほど前のこと。

当時は総合格闘技を少しだけやっていて、練習の一環で組み合いのスパーリングをしていました。

相手は僕より体重が10キロ以上の先輩で、後ろに回られ腰を持たれて、そのまま持ち上げられた時に事件は起こりました。

最初、反射的に右手をつきそうになって「危ない!」と直感した僕は、右手を引っ込めて肩から落ちる形に。

その直後、これまで味わったことのない激痛が右肩に走り、ものすごい叫び声をあげてしまいました。

すぐさま一緒に練習していた全員が集まって、これは明らかに只事ではないということで救急車が呼ばれ、病院に搬送されることに。

幸い、その日は整形外科医が当直に入っている病院が近くにあったため、そこに運び込まれ処置(これを『整復』と呼ぶそうです)を受けことなきを得ました。

処置を受けるまでに時間がかかる

救急車で運び込まれると、急患ということですぐに処置を受けられると思うかもしれませんが、実際はそんなことはありません。

まずはレントゲンで負傷部位の状態を医師が確認し、何を処置すればいいか検討、決まったら処置室で受けることになるわけですが、ここに至るまでがとにかく長いです。

僕も運び込まれて分かったのですが、救急車で搬送されてくる患者は僕達が思っているより遥かに多いです。

中には素人目で見ても、今にも死んでしまいそうな重体の人もいて、当然ながら医師や看護師もそちらの対応を優先します。

そうすると、僕のような(医療者側から見れば)軽症患者は、対応もそこまで素早くされず、放置されている状態が続きました。

脱臼は整復してもらうまでは激痛が続くので、途中で近くにいた看護師に「痛みを少しでも和らげたいのでアイスノンか何かで患部を冷やしたいです」と訴えかけたのですが、「どのみち整復してもらうまではどうしようもないので・・・」と言われ断られてしまいました(本当は他のことに追われ僕の相手を余裕がなかったのだと思いますが 笑)。

そしてレントゲンを撮影する準備ができるとレントゲン室まで行くのですが、自力では歩けないので車椅子で運ばれます。

レントゲン自体は割かしすぐ終わるのですが、その画像があがり医師が確認を終えるまでも時間がかかり、全ての処置が終わるまでに病院に搬送されてから2時間は経過していました。

患者は僕だけではありませんし、救急の忙しさは間近で見せつけられたので仕方ないことだとは思うのですが、それでも処置にここまで時間がかかると「もう救急には絶対に行きたくないな・・・」と感じざるを得ませんでした(笑)

脱臼中に苦労したこと

脱臼は関節が本来とは違う箇所に外れている状態のため、これを整復で正しい位置に戻してもらうまではずっと激痛に見舞われています。

そのため、苦労したことが多々あり、それが主に以下の通り。

・救急車で搬送される際に横になれず担架に乗れないため自力で歩くしかない
・歩くたびに衝撃で痛みが生じるため亀のような歩みになる
・肩が動かせないため自分で腕を支え続けるしかない

おそらくあの時の僕は、ご高齢の方以上に遅い動きだったと思います。

ただ、それくらいの痛みが生じ続けるということは実際に経験してみないと分からず、見た目だけではケガの状態が分かりづらいため、周囲に深刻さが伝わりづらいのも辛かったです。

救急車の実情

119番通報をしてから救急車が到着するまでのスピードはかなり早く、それには大変助けられました。

ただ、本当の問題は別にあるんだなと実際に救急車に乗ってみて察しました。

それは、『受け入れ先の病院がなかなか決まらない』ということ。

救急車に搬送が完了すると救急隊員によって血圧などのバイタルをチェックされ、自分の年齢などのプロフィールを記入する必要があります。

そしてそれをもとに救急隊員が病院に電話し受け入れ可能か確認するのですが、僕に聞こえてきた限りでも2つの病院に断られていたように思います。

時折ニュースで「搬送先が決まらず患者が死亡」というものが流れていますが、これが実態なんだなと肌で感じました。

救急隊員も病院も、本当に日々大変なのが分かります。

脱臼整復後の生活と「クセになる」の真偽

脱臼は整復で本来の正しい位置に関節が戻れば、その瞬間に激痛から解放されます。

ただ、あくまで元の位置に戻っただけで、脱臼した際に傷ついた関節が治ったわけではありません。

そのため、最低でも3週間~1か月間は骨折した時と同様に三角巾で固定する必要があります。

しかし骨折と違い、脱臼は動かそうと思えばケガした部位を動かせてしまうため、これを動かさないように生活するのは想像以上に大変です。

また、脱臼は1度すると完全に部位が回復するわけではなく、いわゆる「緩い(脆い)」状態になるため、以前より弱い衝撃で再度脱臼しやすくなります。

事実、僕はこの後5度以上の脱臼を繰り返し、最終的には手術をするまでにいきつきました。

ケガをしたらしっかり休む

以上のことから、脱臼は本当に避けるべきケガであるというのがお分かりいただけたかと思います。

どれだけ気を付けていても、相手がいる格闘技では、不慮のケガというのは仕方ないことかもしれません。

しかしやはり、人間は健康が何より大切で優先されることには違いないです。

だからこそ、もしケガをしてしまったらまずはゆっくりと養生することが必要です。

プロ選手はそんなことも言ってられないかもしれませんが、そうでない一般の方は休むのも練習の一環です。

時折ケガをしても「練習したい」と続ける方がいますが、それで悪化して困るのは自分自身です。

自分の身体を1番大切にできるのは自分ということを忘れないようにしましょう。

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