【体験談から語る】「精神科にかかることは意味がないのか」という疑問と実態

お金・副業・キャリア

社会人のメンタル不調が、社会的な問題として認知されるようになった昨今。

メンタル不調となった方が最初に思い浮かべるのは、やはり『精神科』だと思います。

とはいえ、いざ自分が精神科にかかるべきかもしれないという状態になった時、そこには様々な不安や疑問が浮かぶのではないでしょうか。

少なくとも僕の場合は、通う前も通っていた最中も、以下のような疑問が浮かんでいました。

・精神科に通って本当に良くなるの?
・お金だけ取られて大したことしてくれなくない?
・いつまで通えばいいの?
・本当にこの病院でいいの?
・通うならカウンセリングの方がいいんじゃないか?

この記事では、メンタル不調となり精神科に1年以上通っていた経験のある僕が、これらの実態についてお話します。

注意:あくまで個人的な主観に基づいた感想のため、医学的な根拠等は何もありません。その点をあらかじめご了承の上、お読みください。

意味があるかどうかは自分次第

まず、大前提として精神科への通院に対する意味についてどれくらい意味があるかを判断するのは、自分次第です。

詳しくは後述しますが、医師も患者本人が「治ったのでもう大丈夫です。」と言えば、それ以上何もしません。

精神科に長く通うとなると、治療費はバカにならないくらいかかります。

しかもしてもらえることは基本的に薬を処方されるだけで、だんだんと『これで治るのか…?』と疑いを持つようになってきます。

そのため、通っても通わなくても大差ないと思ったり、通院自体がストレスやプレッシャーになるようであれば、無理して行く必要もないのです。
※それを直接医師に言えればベストですが、僕のようにそれも難しいこともあると思います。

ただし診断書が必要とか、精神科へ通院しているという事実を作りたい場合は、通院が必須です。

また、投薬治療が必要な精神疾患はあるので、メンタル的な不調を抱えていると思うのであれば、1度は診察してもらった方が良いことに変わりはありません。

治療方針も完治判断も自分の申告と医師次第

そもそも精神的な病気(問題)と、外科や内科などの病気には、決定的に異なる点が1つあります。

それは、検査によって明確な異常を確認できたことによる、病名や治療判断です。

実際に精神科にかかってみて分かったのですが、診察で行われることは医師からの問診がほとんど。

というか僕の場合は問診しか行われず、器具や道具を使った検査は何もありませんでした。

そして医師から今の状態を改善していくための薬の処方を提案されて、服用を続けていくことになりました。

物理的な病気(怪我をしている、どこかの内蔵が悪い等)と違い、精神的な病気は見た目では分からず、検査といっても明確に「この病気だ!」と判断可能なものはなく、医師の見立て次第のようです。

つまり、医師が「うつ病」と言えばうつ病ですし、「統合失調症」と言えば統合失調症という病名が自分につくことになります。

だから治療方針も医師の見立て次第で進みますし、完治判断も医師次第です。

僕の場合は、「もう治りましたか?」と直球な質問をされました。

この時は「自分では分かりません。」と答えましたが、仮にここでYesと答えていたら、治療は終わりになっていたと思います。

精神科は話をじっくり聞いてくれる場ではない

勘違いをしがちなのですが、精神科医は患者の話をじっくり聞いてくれるわけではありません。

患者の症状に合った投薬治療をするための問診はありますが、最近あったイライラすることを詳しく聞いてくれたり、辛いことを受け止め共感しててくれるような感じではないのです。

どちらかというとそれはカウンセリングの領域のため、そうした要望がある場合はカウンセリングを併せて受ける方が良いと思います。

もちろん精神科医がこちらの話を遮ったり否定したりされることはありませんが、期待するような反応は得られないことがあるかもしれないというのは認識しておくべきでしょう。

患者によって診察時間が大幅に違う

精神科には自分以外にも大勢の患者さんが訪れていますが、しばらく通っているとあることに気付きます。

それは患者によって診察時間に圧倒的な差があるということです。

例えば僕の場合、初回のみ20~30分ほどかかりましたが、それ以降は長くて10分、短いと5分もかからず終わっていました。

一方で、当時僕の前によく診察に入っていた(おそらく予約する時間帯が同じだった)40代くらいの女性は、毎回30分ほど診察に時間がかかっていました。

もちろん長ければ良いものではないでしょうが、こちらは5分足らずで終わるのに、その前が長くなると時間を余計に取られることとなるので、何だか理不尽ですし無駄なように感じます。

受付するのはただのパートさん

精神科にいる医師はもちろん医師免許を持ったプロですが、それ以外のスタッフ(特に受付)は違います。

特に個人開業しているメンタルクリニックにいるのは、看護師でも何でもないただのパートであることが多く、淡々と事務業務をするだけです。

そのため、世間話をしたり話を聞いてくれることは何もなく、やり取りは診察券の授受と診療代の支払いくらいです。

頭では理解していても、心に余裕がない時は彼女達の何の気遣いも感じられない態度に腹が立ったり、「金だけせびる連中」と思ってしまい余計にこのまま通院することに意味があるのか疑うようになる可能性があります。

彼女達の仕事は事務をこなすことで、それ以上でも以下でもないことを常に意識しておくことが必要です。

他の病院に行ってみるのも有効な手段

通院を続けていく中で、医師や病院自体に不信感を持った場合は、他の病院へかかってみるのもいいと思います。

セカンドオピニオンが当たり前となった昨今で、1人の医師だけに任せる必要はありません。

医師によって見解や判断は異なる可能性も大いにあるので、試してみる価値は十分あるでしょう。

特に自分と医師との相性は、治療をしていく中でも重要な要素だと思います。

「何だか合わないな・・・」と感じるのであれば、おそらくその感覚は正しいはず。

ためらわず他の病院にかかるのも有効な手段です。

精神科もサービス業

メンタルの不調は、最初はとても苦しく「いつまでこんな状態が続くんだろう・・・」と、出口の見えない闇にいるような感覚に陥ります。

精神科にかかって医師に診てもらえば治ると期待するのが当たり前ですが、決して魔法のように万能で何でもしてくれるわけではありません。

病院だってサービス業であり、使うためにはお金が必要で、本当の意味で親身になって対応してくれるわけではないことは、ある程度通っていると分かってきます。

なので、最初から最後まで全て任せればいいという他力本願ではなく、ある程度良くなってきて自分で考える余裕が生まれたら、これからどうするのがベストなのかをしっかり考える必要があります。

僕の以前交流があった知人は、あまりにも症状が酷く、診察が終わった後も居座るなどの行為をしていたところ、複数の病院から「これ以上診れない」と見放されていました。

病院側として自分達の安全を守るための当然の対応だとは思いますが、精神科にはそういう面もあるということです。

ぜひ、精神科に懸かる場合はそういった点も理解し踏まえ、本当に通院することが自分にとってプラスになるのかを常に考えていただけると良いのではないでしょうか。

コメント

タイトルとURLをコピーしました