現場仕事を辞めて良かった。「自分には向いてない」と感じた6つの理由

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もうだいぶ昔の話になりますが、筆者は現場仕事をしていたことがあります。

約2年間、身を粉にして働いていましたが、「自分には向いてない仕事だな・・・」と痛感しました。

今は完全に業界から離れましたが、辞めるという選択は正解だったと今では心から思っています。

この記事では、

・現場仕事をしているけれど、自分には向いてないかもしれないと悩んでいる
・現場仕事を辞めたいが決断しきれず悶々としている
・現場仕事に興味があるけれど、綺麗事のない実態を知っておきたい

という人に向けて、筆者の経験をもとに包み隠さず、現場仕事の実態を解説していきます。

現場仕事は過酷で容赦ない

最初にことわっておきますが、筆者は現場仕事をバカにするつもりは一切ありません。この仕事をしてくれる人がいるから、世の中は回っています。

しかし、それを踏まえた上で筆者としては、「現場仕事は生半可は覚悟でやってはいけないと結論付けます。

職場には20~50代と幅広い年代の人がいましたが、そのほとんどが身体のどこかに不調をきたしていました。

精神的な問題で休職のような状態になっている人も珍しくありませんでしたし、陰鬱で淀んだ雰囲気が漂っていたのを覚えています。

もちろん全ての現場仕事の職場がそうとは言いませんが、他にやれる(やりたい)仕事がない限り、可能であれば現場仕事は避けた方が無難です。

現場仕事に向いてない人

現場仕事は、向いている人と向いていない人が、かなりハッキリ別れると思います。

以下に当てはまる人は、現場仕事には向いていない可能性が高いです。

①体育会系が苦手(嫌い)
②不規則な生活リズムが合わない
③プライベートを大切にしたい
④暑さ・寒さが苦手
⑤真面目で優しい

順番に解説してきます。

体育会系が苦手(嫌い)

現場仕事の職場は、昔からの気質をずっと引きずっています。

男性が大半の縦社会で、筆者がいた職場では、入社年月日が絶対的な序列となっていました。

新人と若手はあらゆる雑用をこなさなければならず、先輩と上司のどんな理不尽にも耐えなければなりません。

古株のおじさん達は傲慢で、パワハラが当たり前に横行している環境です。

筆者がいた時からだいぶ時代が流れているとはいえ、その気質は変わっていないでしょう。

不規則な生活リズムが合わない

現場仕事は、勤務時間も休日も不規則です。

世間一般の会社員のように、『月~金曜日は9~18時まで仕事をして、土・日曜日は休み・・・』という、カレンダー通りのスケジュールは有り得ません。

曜日感覚は無くなりますし、大型連休のありがたさも感じないようになります。

生活リズムが狂うことで大きなストレスを抱えてしまう人は、現場仕事をしてはいけません。

プライベートを大切にしたい

生活リズムが不規則のため、周囲の友人や恋人とも、予定を合わせることが難しくなります。

それでみんなと疎遠になり、1人でお酒を飲む機会が増えたという先輩が、職場にはたくさんいました。

また、繁忙期やイレギュラーな事態が発生すると、休日返上で働かなければならないこともザラにあります。

暑さ・寒さが苦手

現場仕事は外で長時間働くことになるので、夏は猛暑に、冬は極寒に晒されることとなります。

特に夏は日中、冬は早朝・深夜で暑さと寒さがピークを迎えるので、気を抜くとすぐに体調を崩すことに。

どれだけ装備を整えても、自然の気候には勝てません。寒暖に弱い人は、現場仕事には向いていないでしょう。

真面目で優しい

現場仕事の職場は、陰鬱で淀んだ雰囲気に加えて、体育会系の理不尽な環境です。

そのせいでストレス値が高く、みんな常に捌け口を探しています。

真面目で優しい人は「何をしても反撃をされない」と思われてターゲットにされやすく、辛い目に遭う可能性が非常に高いです。

あっという間に心身を壊されてしまう恐れがあるので、現場仕事は避けるべきと断言します。

現場仕事を辞めて良かったこと

筆者は現場仕事を辞めて、心身を落ち着かせることができました。

それには以下の理由が関わっています。

①身体への負担が圧倒的に減った
②始業の1時間以上前に出勤する必要がなくなった
③飲み会がなくなった
④パワハラ空間から脱出できた

こちらも順晩に解説していきます。

身体への負担が圧倒的に減った

現場仕事では、常に身体を酷使することになります。

正直半日もやると、その時点で相当な疲労が溜まっていました。

筆者は常に腰痛に悩まされていましたし、肌荒れの症状も出ており辛かったです。

しかし現場仕事を辞めてデスクワークになると、そうした身体の負荷が格段に減り、腰痛も肌荒れも改善していきました。

始業の1時間以上前に出勤する必要がなくなった

新人と若手は雑用を全てこなさなければならないので、本来の始業時間に合わせて出勤しては絶対に間に合いません。

また、職場には何もしないのに無駄に早く出勤してくる上司がいて、少しでもその人より遅くなると、「良いご身分だな」と嫌味を言われます。

そのため、筆者は始業時間の1時間以上前に出勤し、雑用をこなしていました。当然この時間は給料に含まれていません。

現場仕事を辞めて、こうした下らない慣習のない会社に転職した時は、心が軽くなりました。

飲み会がなくなった

現場仕事の人間達の飲み会は、総合すると「汚い」の一言です。

下ネタは当たり前、大声で唾を飛ばしながら中身のない話を、ずーっとし続けます。

筆者はお酒に弱くほとんど飲めませんでしたが、最初の一杯はビール以外許されておらず、苦痛でしかありませんでした。

飲まなくて済むように上手く立ち回っていましたが、一部の先輩と上司からのウケは非常に悪かったです。

そんなものから解放され、ホッとしたの一言に尽きます。

パワハラ空間から脱出できた

パワハラが当たり前の環境にいて最も恐ろしいことは、次第にそれを受け入れてしまう自分が醸成されることです。

というより、パワハラをパワハラと認識できなくなってくるので、心が麻痺してきます。

だからといってダメージを受けていないワケではないので、深刻な状態に陥っても自覚できない可能性が出てきます。

これを解決するには、その場所から抜け出す以外にありません。

自分に合った仕事は必ずある

この記事では、現場仕事を向いてない人と、筆者が現場仕事を辞めてよかったことを解説しました。

これをお読みいただいて、「自分も現場仕事は向いてなさそうだからやめておこう・・・」と思ったものの、特にやりたいことがなく自分に合う仕事もよく分からない人も多くいると思います。

そんな場合は、まず幅広く情報収集から始めて、自分が興味や関心を持てるものがあれば、触れてみると良いでしょう。

また、自分自身を分析して、どんなことをしたいのかを探してみるのも効果的です。

キャリアカウンセリングやコーチングによるサポートのもと、自分と向き合っていくのは非常に効果的だと思います。

この広い世の中で、自分に合う仕事は必ずあるので、諦めず探してみてくださいね。

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