何事に対しても、目標を持つことはとても大切です。
仕事であれば『ノルマ』という形で目標がありますし、学生の試験勉強であれば『数学で○○点取る!』など、具体的なゴールがあると人は努力する方向が分かって迷いがなくなります。
また、ゴールがあった方がモチベーションも保ちやすく継続しやすかったりと、良いことがたくさんあります。
では格闘技での目標はどういったものを立てればいいのか。
今回は、この目標の立て方についてお話していきます。
客観的に見て分からないことは目標にしない
まず目標を立てるにあたって注意したい点として、曖昧で分かりづらいものにするのはやめた方がいいということがあります。
例えばボクシングで「フックパンチを完璧なフォームで打てるようにする!」と目標を立てたとして、ここでいう『完璧なフォーム』というのは誰が判断するのでしょうか?
いくら練習を積み重ねてもそれが完璧かどうかなど自分では分かりませんし、パンチのフォームは人によって異なるので、他人が見ても完璧かという判断はつきません。
このように、客観的に見た時に達成できたかどうか分からない目標は、ほぼ間違いなく途中で挫折するか迷走します。
具体的な数値やイベントを目標にするのが理想
数字は1なら1、2なら2というようにそれ以下でも以上でもないため、非常に分かりやすく明瞭です。
例えば「週2回はジムに行って練習する!」とか、「3ヶ月で5キロ痩せる!」という目標は、とても具体的で誰が聞いても分かる形になっています。
また、「○月○日に開催される大会に出場して勝つ!」というような目標も、ゴール地点がしっかり定まっています。
このように分かりやすい目標があれば、目標達成するために必要なこともおのずと見えてきますし、やりやすくなります。
ただし、あまりに無謀な数値を設定したり、今の自分とはレベルが違いすぎることを目標にすると、達成までの道のりが遠すぎて果てしなく感じるため、『今の自分が背伸びして届くくらい』を目安にすると良いと思います。
目標達成までの期限を設定するのを忘れない
もう1つポイントを挙げるとすれば、目標をいつまでに達成するのかという時間制限をかけることです。
人間はあまり長い期間集中力やモチベーションを維持できるわけではなく、どこかで怠けたい気持ちが芽生えてくる生き物です。
せっかく目標を立ててもその期限が定まっていなかったり、数年単位などあまりに期限が遠すぎる目標だと、達成前に嫌気が差してきたり苦しくなってくる可能性があります。
そのため、理想としては2~3ヶ月ほど、長くても半年くらいを期限として設定しましょう。
目標を持って格闘技に打ち込もう
格闘技の練習はハードなので、始めたキッカケが何であれ明確な目標を持っておかないと続けること自体難しいものです。
目標を立ててそこに向かって頑張るのはとても楽しいですし、やりがいを感じるので、ぜひ目標を設定しましょう。
あくまで自分だけの目標なので、どんなに小さくても構いません。また、誰かに言う必要もありません。
しっかりと目標を持って、楽しく格闘技に打ち込みましょう。
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