現在盛り上がりを見せている女子格闘技。
その中で、アグレッシブな戦い方と愛くるしいルックスで人気の選手がいます。
それが今回取り上げる小林愛三。
どのような選手で、どのような強さなのかを詳しく見ていきます。
小林愛三のプロフィール
リングネーム: 小林 愛三(こばやし まなぞう)
本名:小林 愛実(こばやし まなみ)
生年月日: 1996年2月18日
身長:158㎝
体重:52㎏
スタイル:オーソドックス
所属ジム: NEXT LEVEL渋谷
主戦場団体:KNOCK OUT
小林選手が格闘技を始めたのは高校卒業後、スポーツの専門学校に通っていた頃です。
フィットネスジムのインストラクターになるために学校に通っていたものの、周囲に上手く馴染むことができず悩んでいました。
そんな中、現在所属しているNEXT LEVEL渋谷にダイエット目的で通っていた時に、同ジムのプロキックボクサーとして活躍していたグレイシャア亜紀選手(現在は引退)から、それまで自分の中でコンプレックスだった太いふくらはぎを褒められたことをきっかけにプロを目指します。
その後2015年2月にプロデビュー。
キャリアを地道に積み重ね、現在は『初代RISE QUEENフライ級王者』として君臨している実力者です。
小林愛三のファイトスタイル
小林選手はオーソドックスでパンチとキックを上手に打ち分ける、とてもバランスの良いキックボクサーです。
力強い右ストレート・右ローキック・ミドルキックを中心に、果敢に攻め込んでKOを狙うアグレッシブさが持ち味です。
インタビュー時は少しフワッとした可愛らしい雰囲気と口調ですが、試合では殺気みなぎる表情と常に前に出続ける気迫で、会場の観客を盛り上げます。
以前は本能のままに攻めパワーとスタミナでごり押しし勝利をもぎ取っていましたが、2020年12月のVS田渕涼香戦でそこを狙われる形でカウンターの右ストレートを喰らいダウンを取られ敗北。
その経験をきっかけに、相手の動きを見極める冷静さも身に付けたことで、強さにさらに磨きがかかりました。
小林愛三の強さ
小林選手の最大の強みは、底無しかと思うほどの豊富なスタミナです。
多くの選手が後半になるにつれスタミナ切れで動きが鈍くなる中、小林選手は最初から最後までほとんど変わらないパフォーマンスを発揮することができます。
また、上述の通り右ストレートと右ローキックやミドルキックをはじめとした打撃はどれも強烈で、当たればダウンを奪える威力を持っています。
小林選手はインタビューで「結局、格闘技って最後は自分との戦いなんだと思うんです。」と言っているのですが、それを自身で証明するかのように最終ラウンドでは声を荒げながら鮮烈な攻撃を繰り出しており、決して諦めない気持ちの強さは女子格闘家の中で間違いなくトップクラスです。
事実、VS伊藤紗弥戦では劣勢を強いられていたものの、最終ラウンドで巻き返し見事な勝利を飾っています。
一撃で倒せる打撃と無尽蔵のスタミナ、折れないメンタルを持ち合わせている小林選手はまさに脅威です。
まとめ
以上、小林選手についての紹介でした。
過去には計量オーバーによる試合中止という失敗も犯していますが、彼女のTwitterからは女子格闘技をもっと盛り上げられるように頑張りたいという気持ちがとても感じられ、そのために日々努力を続ける姿勢は思わず応援したくなります。
直近ではRISEで試験的に導入されるオープンフィンガーグローブでの試合をしてみたいと発言するなど、まだまだ見応え抜群な闘いをしてくれること間違い無しの小林選手。
この記事で小林選手に興味を持った人は、ぜひ試合映像を観てもらえればと思います。
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