キックボクシングの練習の中で最もハードで危険なのはスパーリングです。
ヘッドギアやレガースといった防具をつけ、トレーナーが監視している中で行うものではありますが、お互い全力で闘う実戦練習になるので試合に近いです。
いずれ試合に出ることを考えている人や、とにかく早く強くなりたいと考えている人は始めた当初から「早くスパーリングやりたいけど、どれくらいでさせてもらえるのかな?」と疑問に思っているのではないでしょうか。
そこでこの記事では、
・スパーリングは始めてからどれくらいでさせてもらえるのか
・スパーリングさせてもらえるようになったということは強くなったという意味に捉えていいのか
・スパーリングをやると強くなれるのか
について説明します。
この記事を書いている僕は、
・格闘技歴10年以上
・キックボクシングのアマチュア選手として試合出場経験あり
なので、参考になると思います。
スパーリングができるようになるのはトレーナーから許可が下りた時
まず、キックボクシングを始めてからスパーリングができるようになるまでにかかる時間は、人それぞれで異なるため一概には言えません。
なぜなら、スパーリングはジムのトレーナーから「やってもいいよ」という許可があった時にできるようになるためです。
最初に申し上げた通り、スパーリングはキックボクシングの練習の中で最も危険です。
ジムの練習生の安全を確保するのはトレーナーの大切な仕事なので、『この人ならスパーリングをやらせても大丈夫だろう』という判断がされなければ許可は下りません。
たとえ半年やってようが1年やってようが、トレーナーがダメと言えばやることはできないのです。
スパーリングをさせてもらえたらある程度の実力がついた証拠
スパーリングをさせてもらえるまでの明確な期間が分からずガッカリした人がいるかもしれません。
しかし逆に考えれば、スパーリングができるようになったということはトレーナーから「この人ならさせても大丈夫」と判断されたということなので、実力が認められたということを意味しています。
もちろん試合に出れる、プロになれることとはまた別の話ですが、少なくとも最低限の実力(単なる趣味でやっている人以上のレベルであること)は付いていると捉えていいと思います。
スパーリングは試合出場やプロ転向などに繋がっていく最初の一歩
スパーリングは、本格的なキックボクサーとしての道を歩むための第一歩です。
趣味やダイエット目的の人はそもそもスパーリングを希望しませんしトレーナーもやらせるようなことはしないので、やるのはキックボクシングに本気で取り組む人に限定されます。
スパーリングをいつからやれるのかを知りたくてこの記事を読んでいる人は、試合出場やプロになりたいと考えていたり、とにかく強くなりたいと思っているはずです。
スパーリングは実戦的な練習なのでやればやるほど実力が付き強くなりますが、最初は上手くいかずに自信を無くし、心が折れて辞めてしまう可能性もあります。
しかし、スパーリングはキックボクシングにおいて自分の様々な未来に繋がる大切な練習なので、ぜひ諦めず続けていってもらえたらと思います。
もちろん危険が伴う練習なので決して無理はせず、何かあればすぐトレーナーに相談しましょう。
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