【経験者が語る】「キックボクシングの練習はきつい」という話の真実

格闘技のこと
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ダイエットや運動不足解消のために興味・関心を持つ人が多いキックボクシング。

その一方で「怖い」や「痛そう」というマイナスイメージが先行し、始めるのを躊躇する人も多いです。

そしてそのようなマイナスイメージの中でも特に心配されるのが、「練習がきつくて続かないのではないか」ということ。

確かにせっかく意を決して始めても、きつくてしんどかったらやる気も失せていってしまいます。

では実際のところ、キックボクシングの練習はどのようなものなのか。

この記事を読むことで、

・キックボクシングをやってみたいけど練習がきつかったらどうしようと不安
・キックボクシングではどんな練習があってどれくらい大変なのか知りたい

という人の悩み解消に役立てれば幸いです。

これを書いている僕は、

・格闘技歴10年以上
・アマチュア選手としてキックボクシングなどの試合への出場経験あり

なので、信憑性は高いと思っていただいて大丈夫です。

きつくなるかは自分次第

いきなり結論から入りますと、キックボクシングの練習のきつさは自分でいくらでも変えることが可能なので、全ては自分次第です。

選手を目指すとなれば別ですが、そうでない限りジム側が強要する練習は無いので、正直ラクをしようと思えばいくらでもラクできます。

しかしラクになるとその分運動量は少なくなるということなので、得られる効果も少ないです。

だからある期間内に自分の目標(○ヶ月以内に○㎏痩せる)を達成したいという場合、ある程度きつい練習を頑張らないといけません。

でもこれはキックボクシングに限らずどんな運動をするにあたっても同じなので、自分の中にそのような目標があるなら腹を括る必要があります。

トレーナーに見られているとプレッシャーを感じきつくなる

上述の通り、選手を目指すわけでなければ練習を強要されることはありません。

ただ、ジムによっては練習している会員をトレーナーが定期的に見回って、打ち方のフォームは間違っていないかなどを確認します。

もちろんこれはトレーナーの仕事ですし、仮に間違っていても優しく指摘され教えてくれるだけですが、人によってはこの『見られている』感覚にプレッシャーを感じる可能性があります。

するといつもより力が入ってしまいきつくなり、練習に集中できなくなることがあるかもしれません。

トレーナーとしては当然の仕事をしているだけですが、あまりにもそのように感じてしまい支障が出るようであれば、1度相談してみましょう。

キックボクシングの練習内容ときつさレベル

きつさは自分次第ということがお分かりいただけたところで、次に気になるのはどんな練習が待ち受けているのかだと思います。

ジムにもよりますが、キックボクシングで行う練習は基本的に以下の通りです。 

・シャドーボクシング
・ミット打ち
・サンドバッグ打ち
・パンチングボール打ち
・スキッピングロープ(縄跳び)
・パターン練習(お互い行う攻撃と防御を決めての練習)
・マススパーリング
・スパーリング
・補強トレーニング(筋トレ)

そして、各練習のきつさをレベル別(1~3)に分けるとこうなります。
※僕の個人的な主観ですのでご了承ください。

レベル1

・シャドーボクシング
・スキッピングロープ(縄跳び)
・補強トレーニング(筋トレ)
・パンチングボール打ち

レベル2

・サンドバッグ打ち
・パターン練習(お互い行う攻撃と防御を決めての練習)

レベル3

・ミット打ち
・マススパーリング
・スパーリング

重要なことを説明しておきますと、どの練習であっても本気でやればめちゃくちゃ疲れます。

このレベル別にしている理由は、『自分のさじ加減が可能な範囲』を表しています。

レベル1は完全に1人で行う練習になるので、その気になればいくらでも緩くやれます。

レベル2はトレーナーや他の会員がサンドバッグを押さえている状態で行うことがあり、パターン練習もやること(どんな攻防をするのか)が決まっているとはいえ相手がいる状態でやることになるので、ある程度のきつさがあります。

レベル3は自分のさじ加減が最もできない練習です。
ミット打ちはトレーナーの指示に沿って行いますし、マススパーリングとスパーリングは相手も真剣に向かってくる実践練習になるので、当然きついものになります。

但しマススパーリングやスパーリングはある程度の経験を積んでいないとトレーナーもやらせませんし、先程から言っている通り強要はされないのでやりたくなければ断って問題ありません。

まとめ

本記事の要点をまとめます。

・キックボクシングの練習がきつくなるかどうかは自分次第
・トレーナーの見ている感覚にプレッシャーを感じると力が入ってきつくなる可能性がある
・各練習のきつさレベルは『自分でさじ加減がどれくらいできるかものか』で別れる

「キックボクシングの練習がきつい」と言う人は、おそらくそれだけ本気で取り組んでいます。

逆に「練習はきつくない」と言う人は、無理なく程々でやれているということ。

どちらが正解というわけではないので、『自分がどうしたいか』で選択できます。

ただ、ラクしすぎるとせっかくキックボクシングをやっていてもあまり意味がないと思うので、『自分がしんどくなりすぎない範囲で練習する』のがベストではないかと思います。

キックボクシングはやり方次第で誰でも楽しく取り組めるスポーツです。

興味・関心が少しでも湧いたならば、まずは体験してみることをおすすめしたいです。

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