キックボクシングの練習はいつも楽しい気持ちでやれるのが一番ですが、そうもいかない時もあります。
・同じジム生に対人練習でボコボコにされた時
・教わったテクニックを実践で上手く使えなかった時
・何となく気分が乗らず集中して練習できなかった時
人それぞれだとは思いますが、僕は上記のような時は内心悔しくて「もう嫌だ…」と思ってしまったことが何度もあります。
僕と同じように練習で悔しい思いをされている方は、意外と多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、そんな時の気持ちの整理の仕方やモチベーションの保ち方についてお話します。
同じジム生に対人練習でボコボコにされた時
試合はともかく練習で他人と比較することにあまり意味はないことを理解しながらも、実際にそう簡単には割りきれませんよね。
こういう時に考えるべきことは、主に以下の2つです。
ボコボコにしてきた相手が自分よりキャリアが長くて体格も大きければ、正直そうなるのは当たり前のことです。
キックボクシングに限らず格闘技では体格差がある時点である程度の有利・不利が存在します。
またキャリアの差があればあるほど、テクニック面やスタミナ面でも違いが出るので、対等に戦ったり勝つのは非常に難しいのが現実。
この場合はもうひたすら練習を積んで、少しでも差を埋めいつかは追い越せるように精進するしかありません。
仮に自分より体格が小さくキャリアの差がなくてそうなったのであれば、その原因は自分側にある可能性が高いです。
向き合うことはとても神経を使いますが、「自分はなぜそうなってしまったのか」と「どうすればその課題を克服し同じ轍を踏まないようにできるのか」をしっかり内省することが次に繋がります。
練習ではいくら負けたって、それを糧にして強くなればいいのです。
諦めず繰り返していれば、必ず良い方向に進めることを忘れないようにしましょう。
教わったテクニックを実践で上手く使えなかった時
せっかく教わったテクニックも、使えなければ意味がありません。
一見簡単に見えるものでも、実際に自分がやってみるとイメージとズレて上手くできないことは往々にしてあります。
こういう時は、まずトレーナーに今の自分のやり方が合っているか確認してもらい、OKだったらあとは繰り返し同じ動きを行いましょう。
この時は無闇に繰り返すのではなく、1回ずつ動作がぶれてきていないか、雑になってきていないかを常に意識してゆっくりでいいです。
そうするうちにふと自分なりのコツが掴めたり、動きが滑らかにできるようになります。
「上手くなりたい」という気持ちを持ってやっていれば、少しずつでも必ず変化を感じられようになるので落ち込む必要はありません。
何となく気分が乗らず集中して練習できなかった時
誰にだって、「何となくやる気が起きない」という日はあります。
プロとして仕事にしているならまだしも、そうでなければそういう時は軽めの練習だけして終わらせるか、そもそも思いきって休んじゃってOKです。
集中していない状態で練習すると不要なケガをする危険があるので、それを防ぐために自らをコントロールするのは、むしろ自己管理ができているということです。
好きなことをして、好きに過ごして…そんな日があったって誰にも責められる謂れはありません。
自分の心身に変に逆らわず、素直に行動するのが一番ということを忘れないでくださいね。
休むことも必要
悔しいとか辛いという気持ちは、自分を成長させてくれる大切な要素になります。
しかしそればかりだと、活力を失ってキックボクシングを辞めてしまったり遠ざかってしまう人も大勢います。
もし今悔しいとか辛いという気持ちを抱えたまま、何を見ても聞いても響かないという状態になっているのであれば、何もせずとにかく休みましょう。
そうして、また「キックボクシングをやりたいな」って気持ちになれたら再開すればいいのです。
人間にはいわゆる『充電期間』が必要な時があって、僕も最長で1年ほど格闘技から離れていたことがあります。
その間も筋トレをしたりランニングはしていましたが、あくまで伸び伸びとやっていてたので気持ち良かったです。
キックボクシングを嫌いになってしまう前に、勇気を持って自分から距離を置いてみることも大切であることを覚えておきましょう。
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