近年、健康維持やダイエット目的で男女問わず始める方が増えたホットヨガ。
今これを読んでくださっている方も、ホットヨガを習いたいと思っているのではないでしょうか。
ホットヨガを習える場所を調べた時に、真っ先に出てくるのはおそらく以下の2つ。
・LAVA(ラバ)
・zen place yoga(ゼンプレイスヨガ)
どちらも全国にスタジオを展開しており、規模の大きな会社です。
そうすると、「ホットヨガをやってみたいけど、入会するならどちらがいいのか…」と悩んでいる方も多いはず。
そこでこの記事では、『LAVA』と『zen place yoga』の違いと特徴について、過去に両者の会員としてそれぞれ数年間ヨガを習った経験のある僕が、可能な限り分かりやすく解説します。
これから通うことを検討されている方の、参考の1つになれば幸いです。
『LAVA』と『zen place yoga』の特徴
はじめに、LAVAとzen place yoga の特徴を比較してみます。
出来る限り分かりやすいように、表にしてみました。
LAVA | zen place yoga |
全国に440店舗以上 | 全国に17店舗 |
プログラムは30種類以上と豊富 | ホットヨガ・常温ヨガがある |
女性専用店舗がある | 全店舗とも男女共用 |
最上位コース以外は登録店舗のみ利用が可能 | 同じグレード(料金)の店舗であれば追加料金無しで利用可能 |
LAVAの最大の特徴は、なんといっても店舗数の多さです。
インターネット検索してみると分かりますが、ほとんどの方は自宅からそう遠くない場所にLAVAの店舗があると思うので、通うのに苦労しません。
インストラクターの数も提供しているプログラムの数も、まさに大規模。
会員比率は女性が多く、レッスンは毎回盛況で満員になることもしょっちゅう。
対して zen place yoga は、LAVAとは異なり男性がどの店舗も利用可能です。
LAVAほどの規模はありませんが、だからこそレッスンは少人数の時もあり、インストラクターも落ち着いた雰囲気で進めてくれます。
例えるならLAVAは『業務用スーパー』、zen place yogaは『地域密着型の個人商店』という感じです。
『LAVA』と『zen place yoga』の料金体系
おおまかな特徴が掴めたところで、次に気になるのは両者の料金体系です。
これについては、両者のホームページの料金表を見比べてみるのが手っ取り早いので引用させてもらいました。
*LAVA (引用元:LAVA 公式サイト)*
*zen place yoga(引用元:zen place 公式サイト)*
一見するとLAVA の方が安いように感じますが、よく見ると『登録店舗限定』や『学割』対象者のコースがあります。
自分がどのコースを選択するかにもよるので、希望するコースで比較してみるのが良いでしょう。
総合的には、そこまで大差はないように思います。
通ってみて分かった両者のメリット・デメリット
ここでは、実際に通ってみて僕自身が感じたLAVAとzen place yoga のメリット・デメリットについてお話します。
LAVAのメリット・デメリット
メリット | デメリット |
都合にあわせて登録店舗を変えられる | 基本的に女性が圧倒的に多い |
インストラクターが違ってもレッスン内容は画一的(同じ流れ) | 受付が混み合うことがある |
参加人数が多いためやる気が上がる | 受付スタッフとインストラクターが別なため、連携が上手くいってない時がある |
退会の際に申し出がしやすい |
LAVAは店舗によって規模(店内の広さ)は異なるものの、どこも多くの会員で賑わっています。
1人で行う筋トレと違い、インストラクターの指導の元で他の人達とレッスンをするのでやる気が高まりやすいです。
反面、インストラクターが1人1人を個別に見れる人数ではないため、ヨガのポーズ・やり方などが合っているかを自分で考え修正していく、いわゆる積極的な姿勢が必要となります。
現にLAVAのインストラクターとして働いている知人からは、「もっと個別にアプローチ(指導)をしてあげたいけど、人数的にどうしても無理」と聞いたことがあるので、直接しっかり指導をしてもらいたい場合は、期待外れに思うかもしれません。
zen place yogaのメリット・デメリット
メリット | デメリット |
通う店舗は固定になることが多く、インストラクターと仲良くなりやすい | 参加人数が少なすぎて若干気まずい時がある |
参加人数が少ない時は、インストラクターがいつもよりしっかり個々に指導にしてくれる | 受付に誰もいない時が稀にある |
店舗の雰囲気は静かでゆったりしている | 退会を申し出しにくい |
zen place yoga は店舗数が多くないので、基本的に自分の生活圏内で通うことのできる店舗は限られてきます。
インストラクターが受付業も兼務しているので接する機会が多く、コミュニケーションが取りやすいです。
ただ、だからこそ話し好きの会員に捕まっていることがあり、何か用があっても言いづらくなります。
また、レッスンが2〜3名と少ない時があってインストラクターが個別に見やすい環境となることもありますが、人によってはその視線が気になることもあるかもしれません。
LAVAはこんな人におすすめ!
以上を踏まえた上で、どんな人はLAVAの方がいいのかお話しますと、
LAVAは会員数が多く、その分雑務も多いためか、スタッフもインストラクターもバタバタしていることが多いです。
だから特定の1人と世間話する時間もあまりなく、良い意味で淡々としています。
また、入退会者も多いので、退会したい旨を申し伝えてもアッサリ手続きに入れますし、辞めてしまうことへの変な後ろめたさも感じにくいです。
僕は人見知りというわけではないのですが、あれくらいのビジネスライクなやり取りで済むのは気が楽でした。
通常、担当するインストラクターが違うとレッスン内容に違い(行う動作の順番が違う等)が出ることもあるものですが、LAVAはその点が厳しいらしく、どのインストラクターであっても内容は統一されています。
もちろん全てが同じというわけではありませんが、同じレッスンを繰り返し受講していけば、戸惑うことなく慣れていくことができます。
店舗によって広さや施設の充実度(シャワールームの数やトイレが店舗内にあるか等)に差はあるものの、ホットヨガのレッスンに違いが出るわけではないので、その意味でも安心です。
LAVAは自社ブランドでヨガに関する商品を販売しており、入会時にいくつかの商品をおすすめしてくるのがマニュアルになっているようです。
もちろん購入するかどうかは任意ですが、押しに弱かったり申し訳なく思ってしまう人は、やや心苦しくなってしまうかもしれません。
zen place yoga はこんな人におすすめ!
LAVAに対して、zen place yoga の方がおすすめなのは以下のような人です。
zen place yoga は、規模こそLAVAに劣るものの、ホットヨガのクオリティは負けていません。
同じレッスンでもインストラクターによって流れや重視するポイントが異なっていて、そのたびに新しい発見があって面白いです。
基本的に各店舗にインストラクターが勤務しているので、毎回通っていればインストラクターとの親密度は増し、交流する回数も増えていきます。
※一般の会社員と同じく異動があるため、ある時から勤務する店舗が変わってしまうインストラクターもいます。
人混みが苦手で、落ち着いた雰囲気の中でホットヨガをやりたい人には、zen place yoga の方が性に合っているでしょう。
ただし、中には自分と合わないインストラクターのレッスンもあるかもしれないので、その場合は通う店舗を変えるか、そのインストラクターの担当するレッスンは受けないようにするといった対策が必要となります。
合わないと感じたら乗り換えよう
両者のホームページやこの記事を読んでも、なおどちらにすげきか悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。
そんな方は、ひとまず現時点で自分が良いと思った方に体験に行ってみましょう。
そこで自分が違和感なく楽しめそうであればそこに入会して続けてみればいいですし、「何か違うな」と感じてくるようであれば、もう1つの方に行ってみれば良いのです。
僕も最初は zen place yoga に通っていましたが、何となく合わなくなってきたと感じ、LAVAに通うようになりました。
実際に両方を経験したことで、それぞれの良い点も悪い点も見えてきて、「こんなに違いがあるんだ!」と学びになります。
どちらかに絞って永遠にそこに通わなければいけないというものではないので、気楽に考えて問題ありません。
ホットヨガで心も身体も暖まろう
この記事は僕の個人的な感想が多々含まれているので、両者に優劣があるわけではありません。
人によってLAVAか zen place yoga のどちらが向いているかは変わるので、ゆっくり見比べて考えていただければと思います。
ホットヨガは運動量が多く、続けていれば心身に良い効果が表れてくることを実感できます。
あなたの日常にホットヨガを取り入れて、より充実した生活を送ってもらえれば何よりです。
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