人材派遣会社で出会ったモンスター派遣社員5選

お金・副業・キャリア

「人材派遣業界はブラック」ということは、ずっと昔から言われています。 

その理由の1つが、たびたび問題を起こす『モンスター派遣社員』の対処に追われることになるからです。

彼等はこちらの予想もつかない行動をして、派遣会社にも派遣先にも多大な迷惑を撒き散らします。

この記事では、僕が人材派遣会社の営業時代に遭遇した、モンスター派遣社員の一部をご紹介します。

プライドだけは一丁前!出戻りナンパ男

この男性は当時30代半ばで、業務経験者(1年ほど)でした。

その背景もあってか自分に自信を持っており、目標を聞いたところ「まずは正社員登用されて、そこからいずれは副店長もしくは店長になることですかね~」と、余裕の表情を浮かべていました。 

そんな姿勢は派遣先との顔合わせでもブレることなく、先方からはそれが好評だったらしく見事採用へ。

問題はここからで、いざ就業開始となると全く使い物になりませんでした。

というのも、彼が過去に業務をしていた時はかなり昔の話であり、今とは動きもシステムも大きく変わっていたのです。

その結果、彼は就業後わずか3日でギブアップし退職。

散々大口を叩いていたにも関わらず、惨めな結末を迎えた彼に、僕は失笑するしかありませんでした。

しかし彼の真骨頂はここから。

なんとそれからわずか1週間後、「今度は大丈夫です」としれっと再度別の派遣先への就業を希望してきたのです。

しかもその担当を僕の後輩女性社員がしたのですが、あろうことか彼女にLINEで「今度デートに行こうよ!」とナンパする始末。

プライドだけは高く実力がない、しかもチャラチャラした軟派男に、社内では呆れムードが漂っていました。
※ちなみにその後、彼は消息を絶ちました。

下心を丸出ししてクビになった男

人材派遣会社には、過去に派遣登録したものの就業まで辿り着かなかった人(派遣先にお断りされた)や、途中で音信不通になった人が星の数ほどいます。

人材の新規獲得に困った派遣会社は時折、そういった人達1人1人に連絡を取って「現在仕事をしているか、していなければ求人もあるがどうか」ということをヒアリングし就業に繋げようと『掘り起こし』をすることがあります。

前述の通りワケありの人間ばかりなので、成功する確率は低いですし効率も良くないのですが、新たに派遣登録しに来る人がいない場合は仕方なく実行するわけです。

この男性もそんな1人で、たまたま連絡が繋がり面談を行い、何とか就業までこぎつけることができました。

しかしここから問題が続出。具体的には以下の通り。

・就業初日にネクタイを忘れる
・Yシャツの下に着てきたTシャツが柄物
・研修中にたびたび居眠り
・同じ研修を受けていた女性をナンパし付きまといのような行為をする

4つ目の女性への付きまといは、女性側が派遣先へ相談したことで発覚し大問題に発展。

激怒した派遣先の責任者によって即刻契約打ち切りを宣告され、あえなく終わりへ。

やはり掘り起こしという作業はするものじゃないと、僕は心から思いました。

離婚危機に見舞われた男

当時、この男性は30代後半のアラフォー。

こんな言い方はひんしゅくを買うかもしれませんが、派遣登録しにきた人としては受け答えもしっかりしている真面目な珍しいタイプでした。

年齢こそ多少ネックとなりましたが、業務経験者ということもあって無事に就業開始。

最初は全く問題なかったため、安心していました。

しかしそんな時間は長くは続かず。ある日、突然派遣先の店長から僕に直電が。

何かと思い出てみると、「彼が無断で欠勤しており連絡もつかない」とのこと。

真面目で責任感も強そうなタイプだったので、何か事件や事故に巻き込まれたのではないかと心配していたのですが、連絡がつき事情を聴いてみると、「奥さんと揉めて離婚を突き付けられた」と生気のない声で報告されました。

大変なのは分かるものの、無断で欠勤しているのは事実なので派遣先への謝罪連絡や今後についてどうするか相談することを持ちかけるも、返事は全て上の空。

結局、「実家に帰るから」ということで退職し、派遣先店長は大激怒し、「そんな奴に給料は払えない」という暴論を吐かれるほど。

派遣先会社の本社に連絡し無事給料は払われたものの(法律的には当たり前ですが)、やはり派遣社員は信頼してはならないと改めて痛感したエピソードです。

「もう行けません」事件を起こした男性

20代前半と若く、今時の若者という雰囲気だった男性。

職歴こそアルバイト程度しかなく社会人経験は少ないのが否めなかったのですが、人当たりの良い爽やかなタイプだったので特に苦労することなく就業が決定しました。

少々心配だったためそれなりの頻度で様子を見に行ったり面談をして、少し手厚めのフォローをしていました。

それもあってか、2か月ほどは特に問題も起こらず継続。

「これなら問題なさそうかな」と安堵していたのですが、やはりそのままではいかせてくれませんでした。

ある日、早朝に派遣先から僕に直電が。

嫌な予感しかせず出てみると、「彼が出勤してこない」という内容でした。

その後急いで彼に連絡を試みるも、一向に繋がらない状態に。すると突然ショートメッセージで「すみません、もう行けません」という淡白な一言だけが送られてきました。

緊急連絡先として書かれていた彼の母親に連絡をするも、やはり繋がらず。

留守番電話にメッセージを残すも、折り返しの連絡もなく、結局音信不通のまま派遣先より契約打ち切りの宣告がされ、フォローをした労力も全てが水の泡になった瞬間でした。

どんな事情があったのかは分かりませんが、仕事にも関わらずそんな形で辞めるなんて、無責任極まりません。

しかし、派遣社員にはこんなことも日常茶飯事な部分があるのも、何とも言えないところです。

番外編:派遣社員を雇う気が無かったとんでも店長

最後は派遣社員ではなく、派遣先の店長についてのエピソードです。

この店長とは何度か話したことがあったのですが、チャラい見た目をしており、正直あまり得意ではありませんでした。

しかし、大事な取引先ということもあって無下にはできず、適度な距離感を保つようにしていたのです。

そんな店長でしたが、ある日突然電話が来たと思ったら、「1名人員を追加することを検討しているので、良い人材がいたら連絡が欲しい」とのこと。

そこでちょうど新規で派遣登録してきた女性を紹介し、顔合わせをしたのですが・・・

結果は不採用で、そこはまだいいのですが、同時に出てきた発言に耳を疑いました。

なんと、「本社で採用した人員がいたので、派遣はいらない」という通告。

だったらなぜ派遣会社に連絡をしてきたんだ・・・と、とことんワケが分かりませんでした。

人材派遣業界は『異常が正常』

人材派遣会社で働いてきた僕が個人的に感じることは、人材派遣業界では通常であれば異常なことも、当たり前に起こるということです。

正直言って、真面目で責任感のある人はこの仕事に向いていません。

どこもかしこも”モンスター”ばかりのこの業界では、ある意味まともな精神では生き抜くことは難しいです。

何があっても他人事として捉えられて、「あーはいはいこれね」というくらいの感覚で仕事ができる人の方が、ストレスを溜めることなく長く続けられます。

ブラックとして名高い人材派遣業界は、その通りブラックな面も多いですが、逆にここでサバイブできれば他の仕事も特に問題なくこなせるはずなので、自分の実力を試してみたい方は就職してみるのも1つの手段かなと、個人的には思います。

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