これぞ底辺!1か月間で分かった派遣の工場勤務の実態について

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派遣社員は社会の中で、低い身分とみなされがちです。

さらにその中で、工場勤務は「底辺」とされています。

では実際のところ、派遣の工場勤務とは具体的にどのようなものになっているのか?

この記事では、1か月間工場勤務を経験したことのある筆者が、その実態について解説します。

選考は誰でも通る

まず、派遣の工場勤務は基本的に、応募すれば誰でも通ります。

少なくとも5体満足で、身体疾患を抱えていなければ、余程のことがない限り大丈夫です。

筆者は応募したところ、派遣担当者から連絡があった際には選考らしきものは一切なく、就業当日の持ち物や集合時間を言い渡されました。

そんな仕事あるの?と驚くかもしれませんが、現実に存在するのです。

初日で次々に辞めていく

選考など無く就業させた人間の集まりなので、その分辞めていく人数も半端ではありません。

・集合時間に来ることなく消息不明
・午前中に働き、昼休憩後に行方不明
・初日の勤務終了後、担当者へ辞めたい旨を連絡し退職

こんなことは当たり前。

40代のとある男性は、帰りのバスの中で「段ボールを触りすぎて指がボロボロだ」と散々文句を言っており、次の日には姿を消しました。

筆者の記憶の限りでは、初日で5人はいなくなっています。

普通の会社では、この時点で決して有り得ない離職率ですね。

民度は極めて低い

既に想像は容易かと思いますが、工場勤務で働いている人間の民度は総じて低かったです。

年齢層は男女とも20~50代と幅広かったですが、ほとんどは暗くて言葉数が少なく、仕事中はもちろん昼休憩時にも会話はほとんどありませんでした。

みんなスマホでゲームをしたり寝ていたり・・・と、多くの人がいる休憩室で、誰も他人へ関心を寄せていない状態。

少し話したおじさん達は、いずれも休日はパチンコや競馬、風俗にお金を使っていると笑っていたのが印象的です。

休憩室は禁煙でしたが、工場の外では煙草を吸うおじさん達で溢れかえっており、むさ苦しいの一言。

また、荷物を預けるロッカールームでは盗難事件が日常茶飯事ということで、貴重品は肌身離さず持っているようにと強く言われていました。

仕事はシンプルかつ簡単

工場勤務の仕事は、ハッキリ言って誰でもやれることです。

筆者はベルトコンベアーで流れてくるお菓子とジュースを、ひたすら箱の中に詰めていくだけ・・・という作業を担当していました。

就業時間中ずっと同じ作業を繰り返すので、そのうち何も考えなくても手が勝手に動くという境地に。

ただ、時間が過ぎるのはとても遅く感じ、「早く終わらないかな・・・」とひたすら考えていました。

また、手元が少し狂って誰かが入れるべきお菓子とジュースを入れられないと、ベルトコンベアーが止められて入れ直すハメに。

これが続くと1日のノルマが達成できず、残業する必要が出てくるため、少々厄介ではありました。

通勤が非常に面倒

こうした工場勤務でよくあるのが、立地場所のアクセスがとても悪いこと。

筆者の働いていてた工場は、駅からバスで20分の場所で、そこまでバスの本数もなかったので、通勤に余計な時間を取られていました。

また、工場が広いと自分の担当する区画まで距離があることも多く、それも時間がかかる要因に。

これを往復で毎日繰り返すと、かなりの時間を奪われることになります。

虚しい気持ちに襲われる

工場勤務を1か月間やっていた中で、「仕事が楽しい」!と思える瞬間は1度もありませんでした。

一緒に働く人にも、環境にも、仕事内容にも、何1つ魅力を感じるものがなかったからです。

ただ毎日1つの作業を繰り返して、達成感もやりがいもない中、何度も「自分は何をやっているんだろう・・・?」という気持ちになったのを覚えています。

ラクと言えばラクですが、同時に苦しい仕事だとも言えます。

正直、機械にやらせた方が遥かに効率もコストも安く済みそう(というか将来はそうなるだろう)な、そんなものでした。

結論:やらずに済むならそれがベスト

以上が派遣の工場勤務の実態です。

現場によって程度の差こそあると思いますが、どこも似たりよったりではないでしょうか。

底辺という言い方は失礼ですが、正直そう言われる所以は多数あります。

やることは可能ですが、やらずに済むならやらない方が良いです。

少なくとも、世の中に仕事がたくさんある中で、一時的にお金に困る等でもなければ、わざわざ工場勤務を選ぶ理由はないでしょう。

それよりも、もっと自分の今後のキャリアアップに繋がる仕事に取り組むことを、強くおすすめします。

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