世の中に在宅勤務が普及した昨今。
メリットもデメリットも併せ持つ働き方ですが、以前よりも柔軟に仕事にあたることができるようになりました。
しかし、これをするにあたり、会社によっては厳しい制約を設けています。
同時に、この点から辞めた方がいい『ヤバい会社』も見えてきます。
この記事では、そんな辞めて正解な会社が課してくる、在宅勤務時のルールについて解説します。
社員を信頼していない会社ほどルールが厳しい
大前提として、ルールが厳しい会社はそれだけ社員を信頼していません。
サボっていないかを逐一確認して、少しでもやっていないと容赦なく注意・指摘してきます。
そのような環境下では、社員は常に気を張ってなければならず、パフォーマンスは逆に下がるだけです。
しかしバカな会社は、そんなことにも気付きません。
とにかくサボらせず、会社の利益になるよう働かせたい思惑しかないのです。
信頼していないのは社員も一緒
そんな厳しいルールがあれば、社員も自分が信頼されていないのが分かります。
すると当然、社員も会社を信頼しません。
そうなれば仕事へのモチベーションも削がれ、会社が期待する成果を出してくれる社員はいなくなります。
また、会社への愛着もないため、少しでも辛いことがあれば迷わず辞めていくでしょう。
在宅勤務は多かれ少なかれ、社員としては「上司と常に顔を合わせず済む」とか、「リラックスして仕事ができる」と期待しています。
それは一見マイナスなように思えますが、社員はストレスが少ない状態で、やるべきことはやってくれます。
それが分からない会社は損をするだけです。
ヤバい会社が掲げる在宅勤務時のルールの特徴
では、そんなバカな会社が掲げるルールには、具体的にどんなものがあるのか。
多くの場合、以下のルールを共通して制定しています。
常にビデオオンを要求する
社員の様子が分かるように常にビデオオンを義務づけるルールです。
そして上司はこまめにそれをチェックして、監視下に置きます。
会議の時だけならともかく、仕事中にずっとビデオオンをしているのは大変なストレスです。
また、この場合社員は席を少し離れるのもいちいち報告しなければならず、無駄な手間がかかる状態に。
出社している時は飲み物を買いに行ったりタバコを吸うのにそんな報告いらなかったのに、在宅勤務ではそのようなことを強いられ、かえって面倒になることも。
これでは変な緊張感のせいで、仕事に集中できなくなる可能性が高くなります。
頻繁にレスポンスを求める
マイクロマネジメントをしてくる上司がいるとありがちなのが、チャットに対して即時のレスポンス(返信)を求めてくるルールです。
業務上大事なことならまだしも、些細なことをいちいち細かく確認してくることが多く、少しでもレスポンスが遅いと「チャット見てる?」などと糾弾してきます。
社員は自分の仕事を必死にこなしている中、常にチャットへも気を配らねばならず、進みが遅くなります。
特にマルチタスクが得意ではないタイプにとって、これ以上の苦痛はありません。
その結果社員は残業が増えて、負担が大きくなるケースも往々にしてあります。
時間にうるさ過ぎる
時間厳守は、社会人にとって当たり前のことです。
しかし、在宅勤務時に何故か「10分前にはいるように」などと、ルールを課していることが少なくありません。
もちろん『○○前行動』といったものはありますが、在宅勤務であれば会議もすぐにログインできますし、そのようなルールはあまり意味を成しません。
社員からすればギリギリまで他の仕事を進めたいのに、非効率的だと不満を抱きます。
これは時間の搾取に他なりません。
何かと会議を設定する
会社で特に無駄が多い仕事の中に会議があります。
書類で済むことや報告するだけのことなど、会議の形式を取る必要のないことまでやって、時間を奪われる社員が多いです。
そして在宅勤務となると、さらに拍車がかかり会議をどんどん設定してくる会社があります。
しかも定時後に開始予定とするなど、残業確定のケースもあって社員は辟易します。
会議とは本体、みんなが集まって業務の方針など大事なことを決定する場のはずですが、上司のワンマンステージになったり何も決まらないなど、無駄な工数となるだけのことが多くあります。
在宅勤務ではより一層無駄が増え、それに苦しむのは頑張っている社員なのです。
理想の働き方を実現させよう
在宅勤務は自宅にいながら仕事が可能となり、会社へ出社する必要が無くなるなどして、本来であればその分仕事がしやすくなる形式です。
しかし、ヤバい会社は上記で挙げた通り、そのメリットを全く活かせないルールを制定するため、全く意味を成しません。
もしあなたがこのような環境下で仕事をさせられているなら、そんな会社は辞めた方が賢明でしょう。
世の中には、社員を信頼して良い意味で放任してくれる会社もありますし、そこで自分の理想の働き方を実現することも不可能ではありません。
どうせ働くなら、そんな会社で働くのがベストです。
自分に合ったライフスタイルを築きましょう。
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