「個人投資家の9割は負ける」に根拠なし。副業としてやる価値はある!

「個人投資家の9割は負ける」に根拠なし。副業としてやる価値はある! お金・副業・キャリア
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投資に興味を持って色々と調べてら、「個人投資家の9割は負ける」というのを見たんだけど、本当なのかな・・・?

あなたは今、こんな不安を抱いていませんか?

副業として収入を得る良い方法と思った矢先でそんな情報があるとショックですし、本当に投資をやってもいいのか迷ってしまいますよね。

本記事では、この「個人投資家の9割は負ける」について、徹底解説していきます。

「個人投資家の9割が負ける」という公式データはない

「個人投資家の9割は負ける」に根拠なし。副業としてやる価値はある!

結論から言いますと、「個人投資家の9割は負ける」は、正しい情報ではありません。

なぜなら、これを裏付ける公式はデータが存在しないからです。

金融庁や日本証券業協会などの機関で、過去から現在に至るまでこれを事実として明確にしている調査結果はないのが現状です。

そもそも投資における『負け』が何を意味するかは非常に曖昧です。

・自分の保有する銘柄が値下がりして含み損が生じた
・含み損が生じている銘柄を売却し損失が確定した
・損失が出て元の資金より少なくなったまま投資を辞めた

ザっと考えつくだけで上記の3点があり、何を負けと定義するかによって、投資の勝敗率は大きく変わるでしょう。

例えば以下の記事は、オンライン株式スクールの「株の学校ドットコム」が実施した、個人投資家(20~70代の男女550人)へのアンケート調査です。

これによると、含み益と含み損をあわせた損益状況は、8割以上の人がプラスとなっています。

いま、個人投資家の8割超が「儲かっている」 550人に損益額、日経平均・日本株の展望を聞いた

調査は2023年6月にされており、古いデータではありません。

少なくとも「個人投資家の9割が負ける」が絶対に正しいわけではないことが分かります。

「個人投資家の9割は負ける」の出所

「個人投資家の9割は負ける」に根拠なし。副業としてやる価値はある!

「個人投資家の9割が負ける」という説は、どこから来ている情報なのでしょうか。

調べてみましたが、出所がどこなのかは分かりませんでした。

ただ、この説に賛同しているのは、以下のいずれかに該当する人ではないかと推測できます。

投資で失敗してしまった人

投資の世界は、運や勘だけでどうにかなるものではありません。

知識と経験を身につけながら取引を行い、トータルで収益がプラスになることを目指します。

リターンを大きく得ようとすれば、比例してリスクも大きくなり、失敗する可能性が高まります。

しかし、そうしたリスク管理ができず、失敗する人はがいます。

人間は自分が失敗したという事実を素直に受け入れられず、言い訳したり他責(自分以外に責任を押しつける)にしてしまうことも少なくありません。

その中で「個人投資家は負けるようになっている」と言う人が増えて、いつの間にか「個人投資家の9割は負ける」というのが事実のようになってしまった可能性があります。

他人の失敗談を自分が経験したように話す人

他人の失敗談からは、学ぶことがたくさんあります。

何がどうしてそうなったのか、どうすれば失敗を防げたのか、自分が痛い思いをせず教訓にできるのが良い点です。

しかし、中には他人の失敗談をさも自分の体験したエピソードのように、周囲に話す人もいます。

投資の失敗はたくさんの人がしているので、それを聞いた人が、さらに話を大きくして誰かに話すこともあるでしょう。

そのうちに「個人投資家の9割は負ける」などという、よく分からない広まりをしてしまったことは有り得ます、

SNSで投資で失敗した人をたくさん見た人

SNSには、投資で失敗した人の投稿であふれています。

そうした失敗の投稿を見て、「個人投資家は負けるものなんだ」というイメージを持つ人は多いでしょう。

それがいつしか「個人投資家の9割は負ける」と変遷して、広まってしまったとしても不思議ではありません。

個人投資家に『負け』はほとんどない

「個人投資家の9割は負ける」に根拠なし。副業としてやる価値はある!

ここまで「個人投資家の9割は負ける」という説に根拠がないことを解説してきましたが、では「個人投資家でも勝てるのか?」という疑問が残りますよね。

筆者としては、基本的に個人投資家には「負け」がないと考えています。

その理由は以下の3点です。

『含み損』は実際の損失ではない

投資において「負け」が何を指すのかは非常に曖昧です。

もし「負け」が含み損の発生を指しているのであれば、ちょっと待ってほしいところです。

なぜなら、含み損は完全な「負け」ではないからです。

含み損とは、自分が購入した銘柄が購入時より下落してしまい、そのまま売却すると下がった金額分の損失が生まれる状況です。

含み損→損失確定の具体例

逆に言えば、売却しなければ損失は確定しません。

その銘柄を保有し続けて、購入時と同額もしくは値上がりするまで待てば、損失を回避することができます。

これは『塩漬け』と呼ばれており、機会損失(他の銘柄を購入する資金に回せないので、利益を出す機会を失うこと)となるので、一般的には取るべきではない手段と言われています。

しかし、これなら銘柄を発行している企業が倒産しない限り、損失は出ず失敗ともなりません。

また、大抵の場合ほとんどの銘柄は、時間こそかかれど再び値上がりします。

個人投資家は我慢さえすれば、いくらでも損失を利益に逆転させられるのです。

保有し続けることができる

『塩漬け』することに賛否はありますが、実はこれができるのは個人投資家だけです。

企業に所属して投資を仕事にしている機関投資家は、扱う金額も入手できる情報量も、個人投資家とは桁違いのプロです。

正攻法でぶつかっても、機関投資家に勝てる個人投資家はほとんどいません。

しかし、機関投資家が扱っているのは、自分のお金ではなく依頼主から預かっているお金です。

そして機関投資家の役割は、預かったお金を投資で運用して大きな利益を迅速に生み出し、依頼主へ還元することにあります。

つまり塩漬けをして、値上がりするまで何年でも待つ・・・なんて手段は絶対に許されません。

含み損が出てしまった時点で、早急に対策を打っていくことが求められます。

扱うお金の全てが自分のものである個人投資家は、どんな手段も自己責任で取ることが可能です。

『塩漬け』で銘柄を保有し続けるのもその中の1つです。

保有し続ける限り配当金や株主優待を受け取れる

銘柄を保有していることで、株主は以下の2つの恩恵が受けられます。

  • 配当金
  • 株主優待

たとえ保有している銘柄が値下がりしても、この2つが存在している限り、利益を得ることは可能です。

個人投資家はいつまでも保有し続けることができるので、それだけでこれらがどんどん積み上がっていきます。

デイトレードやスイングトレードなどの短期的な取引では享受できない、投資の醍醐味とも言えるでしょう。

資金がマイナスになるかもしれない取引はやらない

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個人投資家には「負け」がありませんが、これにも例外はあります。

・信用取引
・オプション取引  
・デリバティブ取引

上記のような取引は、自分が持っている資金以上の損失を生み出す可能性があり、なおかつ塩漬けのようなことも難しいです。

つまり下手をすれば借金を背負い、本当の意味で「投資で負ける」ことになります。

もちろん大きな利益を得られる可能性もありますが、よほどのベテランでなければやるべきではありません。

リスクとリターンのバランスを考え、理論と根拠を持って最善だと思う投資ができるのが、こうした取引をするにあたっての最低限の条件でしょう。

個人投資家は、資金がマイナスになるかもしれない、リスクの高い取引はしないことをおすすめします。

投資を始めるまでの簡単3ステップ

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個人投資家にとって、投資は今より収入を増やす有効な手段です。

勉強することはたくさんありますが、投資を通じて世の中の動きや企業の情報など、学べることはたくさんあります。

「投資の始め方がよく分からない」という人は多いですが、実は誰でも簡単に始められます。

ここからは、投資を始めるまでのステップを3つに分けてご紹介します。

証券口座を開設する

投資をするには、まず証券会社の口座を開設する必要があります。

口座の開設は申し込み後、審査を通して証券会社が承認することで、開設完了となります。

審査は基本的に数日かかるので、即日で開設されることがないことをあらかじめ覚えておきましょう。

口座を開設すると証券会社のサービスを使えるようになり、株式市場に上場している銘柄の情報はもちろん、証券会社独自の銘柄分析なども確認できるようになります。

口座開設は無料で損をすることはありません。

証券会社によって提供しているサービスは多種多様なので、最低でも2つは口座を持っておくと得られる情報の幅が広がります。

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銘柄を見てみる

市場上場している購入可能な銘柄は、4000ほど存在します。

全てとは言わないまでも、可能な限りはどんな銘柄があるのか見ていきましょう。

その中には普段CMなどでよく見る有名企業もあれば、初めて見聞きする中小企業もたくさんあります。

決算資料を見てみると、各企業ごとで全く違う特色があることが分かり、投資をする上でおさえておく必要のある単語なども分かってきます。

これらの情報も講座を開設することで、証券会社のページから確認することができるようになるので、開設できたら色々と操作してみましょう。

銘柄を購入してみる

口座を開設して銘柄の情報をひと通り見たら、いずれかの銘柄を購入してみましょう。

将来性があるかなどを予測した上で購入するのがベストですが、最初は自分の好きな企業の銘柄を購入するのもありです。

証券会社にもよりますが、1株や10株など少量単位で低価格で銘柄を購入することも可能なので、気軽に試すことができます。

当社の単元未満株式取引は100株や1,000株の株式でも1株から少額で売買できます。

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購入し保有、そして売却までの流れを自ら体験することで、投資がグッと身近になります。

まずは利益を出すことよりも、一連の流れと操作を把握するということに意味があります。

投資で副業収入を得よう!

「個人投資家の9割は負ける」に根拠なし。副業としてやる価値はある!

本記事では「個人投資家の9割は負ける」という説について解説してきました。

未だ賛否の別れる投資ですが、自分に合った方法で取り組めば、利益を出すことは十分可能です。

副業として確実なのはアルバイトで働くことですが、それでは体力・精神力ともにどんどん削られていきますし、限界があります。

投資でラクに稼げるわけではないものの、上手くやれば自分が働かずとも利益が出せるようになる投資は、おすすめできる手段です。

投資を通して国内外の経済や金融のことを学べるので、生きていく上でも役立つものとなります。

投資を副業にしたいと考えている方は、難しく考えず気軽に始めてみるとよいでしょう。

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