格闘技ジムにいた『面倒くさいオジサン』の残念な生態

格闘技のこと
この記事は約4分で読めます。
スポンサーリンク

どの世界にも自慢が激しく承認欲求が強い「面倒くさいオジサン」はいるもので、格闘技のジムにおいてもそういう人はいます。

僕が以前通っていたジムにも、そんなオジサンが1人いました。

今回は、そんなオジサンの残念な生態と最期についてお話したいと思います。

スポンサーリンク

面倒くさいオジサンとの出会い

僕がそのオジサン(以下Aさんとします)と出会ったのは、かれこれ7年ほど前。

当時僕は既にキックボクシングを3年ほどやっていたのですが、新しい環境で刺激を受けたいと思いジムを移動した先にいたのがAさんです。

僕は自分から話しかけるのが苦手な人見知りな人間なのですが、そんなところにAさんが近付いてきて「最近入ったの?」とか「格闘技は何かやってたの?」と話し掛けられたのがキッカケでした。

Aさんは自分のことを色々話してきて、聞くところによるとジム創設から間もなくして入会したため、少なくとも7~8年は格闘技を経験してるとのことでした。

見た目は若々しくイケメン…ではなく、どこにでもいそうな中年の小太りなサラリーマンという感じ(Aさんは当時30代半ば)。

性格はイケイケで明るく陽気…ではなく、どこか陰を感じさせる雰囲気を纏いゆったりした口調で歩み寄ってくる、ちょっと不気味な人です。

新規会員に謎のレクチャーを始める

格闘技歴の長かったAさんですが、格闘技の実力はお世辞にもスゴいとは言えないレベル。

格闘技歴3年のプロでも何でもない小僧だった僕が言えた義理ではありませんが、シャドーボクシングからマススパーリングまで一連の練習姿を見ても、全くパッとしたものが無いのが分かりました。

実際に何度もマススパーリングで闘ったのですが、僕でさえ簡単にポコポコ攻撃を当てることができました。

しかしAさんは、入ってきたばかりの会員さんに必ず何らかのレクチャーを始めるのです。

「あそこではもう少し距離感測ってもいいね」とか「コンビネーションはキックで終わらせよう」など、正直あまり役に立たないものなんですが、そんなことはまだ分からない会員さんは素直に「なるほど…」と聞いていてるので、少し可哀想になりました。

「久しぶりだから調子出ない」発言を繰り返す

Aさんは練習にあまり来ず、大体が週1回ほどでした。

そして毎回口にするのが、「仕事続きででようやく来れたんだけど、久しぶりで身体が思うように動かない。」ということ。

おそらく本人としては『いやいや、そんなこと言いつつしっかり動けてますよ!』という返しを期待しているのですが、別に普段から動けてるワケではないので、みんな「そうですよね~…」と曖昧に作り笑顔をしていました。

そして練習に来ない理由を仕事のせいにしていましたが、実はキャバクラなどで遊び惚けていることはみんな知っていたのも曖昧な作り笑顔を加速させていたのをAさんは知りません。

お店で女性にめちゃくちゃイキる

キャバクラに足繁く通っていたAさん。これは又聞きなので確かかは定かではありませんが、どうやらそこで女性達に格闘技をやっていることをしょっちゅう自慢していたそうです。

しかも、自分は強いということを誇張してもてはやされており、格闘技のグッズ(Tシャツなど)をたびたびプレゼントしていた模様。

僕の知る限り決して高給取りではなかったはずですが、そんなお金がどこから発生していたのか未だに謎です。

また、そのキャバクラでジムの会長の悪口や会員さんへの愚痴をこぼしていたようですが、一緒に来ていた人(同じくジムの会員さん)に全てバラされ筒抜けだったのが恐ろしかったです(笑)。

面倒くさいオジサンの最期

そんなAさんですが、仕事の都合ということでジムを退会することになりました。

その頃には週1どころかほとんど来ていなかったため、同じく古株の会員さん以外はそもそもAさんのことをあまり知らなかったのですが、相も変わらずグイグイ話しかけてくるAさんに「誰だろうこの人…?」と戸惑っていました。

まぁこれで終わりだし、もう関わることはないだろう…とみんな思っていたのですが、その後もAさんはジムの忘年会などのイベントにはたびたびしれっと参加していたのでさすがに驚いたのは、今となっては懐かしい話です。

ちなみにAさんが格闘技を始めたキッカケはダイエット目的だったそうですが、入会時より退会時の方が体重が増え見事にサイズアップしていました。何年もかけて通った意味とは…。

残念な勘違いは何も良いことがない

以上が面倒くさいオジサンであるAさんのエピソードです。

格闘技の上手・下手というのは確かにありますが、正直これは大したことではありません。
上手ならばそれでいいし、下手ならばもっと練習すればいいだけの話です。

1番みっともないのは、下手なのに「自分はスゴい!」と周囲に豪語し新人さんや格闘技が分からない人へ自慢したりイキッたりしてしまうことです。

僕も長年やっていると時折勘違いしてしまいそうになりますが、そんな時はAさんのようなオジサンを思い出して自分を戒めるようにしています。

皆さんも、これを教訓として残念な勘違いをして自分の印象や評価を悪くしないように気を付けましょう。

コメント

  1. 無名 より:

    面倒くさい教え魔ってゴルフだけの話かと思いましたが、いるんですね〜格闘技のジムにも。
    自分もかつて極真の道場に通ってましたが、いました。自主練してると、自分より弱い下の帯の人間に経験や体格差を考慮せずに傲慢な態度でアドバイスする人が。

    その人は結局みんなが強くなったら総スカンで、自分の道場も開設できずに他派閥(極真は分裂して色々な派閥がある)を転々としたみたいです(末路は知りませんが)。
    ちなみに極真で派閥を変えるのは、再入門料などが必要でお金がかかるんですが、
    それを二年単位でやってたみたいです。
    そこまでしても教え魔がやめられないのか・・・って当時は思いましたが。
    自分も再開したらそんな人間にならないように気をつけよう・・・

タイトルとURLをコピーしました