キックボクシングを始めた当初は、出来ないことが多すぎて苦労の連続です。
それでも諦めず続けていると少しずつ成長しているのを実感することが出来るようになるのですが、ある時期に差し掛かると自分の中であまり成長を感じられなくなる、いわゆる『伸び悩み』に陥ることがあります。
僕は格闘技を10年以上やっているのですが、キックボクシングを始めて3年ほど経った頃に伸び悩みを感じ行き詰まった過去があります。
※人によってはもっと早い(または遅い)時期になるかもしれません。
では、そんな時にどういったことをすれば伸び悩みを克服出来るのか。
今回は、僕自身の経験を踏まえその点についてお話したいと思います。
今まさに伸び悩みを感じている人や、これから伸び悩んだ時のために備えておきたい人のお役に立てたら嬉しいです。
他の格闘技やスポーツを始めてみる
伸び悩みを感じている時は、「今やっているキックボクシングの練習だけではこれ以上成長できないかもしれない」という不安が頭をよぎっている場合があります。
それならば、キックボクシングとは別の格闘技やスポーツのメソッドを取り入れてみることで打開できる可能性があります。
例えば僕の場合、それまで寝技をやったことが無かったのでグラップリングを始めてみました。
打撃とは身体の使い方もテクニックも何もかもが異なる世界を体験したことで、自分のキックボクシングの練習内容などを改めて見直す機会となりました。
また、ホットヨガを習い始めて格闘技とは正反対の『静の動き』を学んでみました。
格闘技とは全く別のジャンルですが、ヨガの「自分の心身と向き合う」という考え方に基づいて、頭のてっぺんから足の爪先まで感覚を研ぎ澄ませながら身体を動かすことで、自分はまだまだいけるという伸びしろを感じることが出来ました。
このように、キックボクシングとは違う方面からアプローチをしてみることって意外と重要です。
試合動画やレクチャー動画などを漁ってみる
今の時代、Youtubeなどでプロ・アマ選手の試合映像や、一流プロ選手のレクチャー映像を無料で視聴することが出来ます、
そこにはキックボクシングに対する様々なメソッドが散りばめられていて、まさに金山の洞窟と呼べるものになっています。
キックボクシングには絶対的な正解がなく、こうしている今も様々な技術を取り入れつつ進化を続けています。
これらの動画を漁っていると、ふとしたところで今まで自分が意識していなかったことに気付いたり、知らなかったことを知ることが出来て、伸び悩みから抜け出せる可能性があります。
一旦距離を置いてみる
何をしても伸び悩みから脱出できない時は、思いきってキックボクシングからしばらく離れてみましょう。
それまでモヤモヤしながら練習していた時間を無くしてみることがポイントです。
それによって空いた時間はキックボクシングのことを考えてもいいし、それ以外のことをやっても大丈夫です。
キックボクシングと距離を置き広い視野で見直すことが出来るようになると、気が付かないうちに自分が陥っていた悪循環を発見したり、打開策が見えてくるかもしれません。
どれくらいの期間離れるかは人それぞれです。
自分が「もう大丈夫」と思えるようになったら再開すればいいので、それまでは焦らずじっくり休みましょう。
必ず克服出来るから大丈夫
伸び悩みの理由は多岐に渡るため、これをやれば大丈夫という絶対的な方法はありません。
しかし、たとえどれ程の時間がかかってもいつかは必ず克服し、打開することができます。
伸び悩みというのは、ここから更に自分が成長するための準備をしている時期だと思いましょう。
たくさん悩んでたくさん試してみると、キックボクシングだけに留まらず、これから先の自分の人生の大切な糧になります。
落ち込まずに、自分を信じてあげてくださいね。
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