これまでアマチュア選手として格闘技をやっていた僕が、ボクシングでプロライセンス取得をしたいと決意して本格的に練習を始めたのが今年の7月。
あれから1ヶ月半が経とうとしていますが、実はここ最近ずっと不調でした。
決して体調が悪いわけではないのに、
・練習にいまいち集中できない
・身体が重く感じ、すぐバテる
・ジムに行くのが億劫
という状態。
このままではマズいと焦りを感じつつ、でもモチベーションも低いまま。
時折「もう辞めたいな…」という気持ちさえ出てくる始末。
しかし、その原因と解決策が掴めて、今は何とか抜け出すことができました。
全ては「メンタル」が鍵だったのです。
この記事は、少し前の僕と同じように
と悩んでいる人の役に立てばいいなと思い、僕自身の備忘録も兼ねて書いています。
僕のプロライセンス取得を目指している話に興味を持ってくださった方は良ければこちらを。
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メンタル状態が最悪だった
僕がずっと不調だった唯一にして最大の理由はただ1つ。
僕自身のメンタルが、身体に追い付いてきていなかったのです。
最近の自分の心をちゃんと振り返ってみると、正直こんな感じでした。
・もうキツい練習したくない
・何とかのらりくらりで終わらせたい
・スパーリングでケガしたくない
・ボクシングが楽しくない
改めて文字にしてみると、とてもプロライセンス取得を目指している人間の心理とは思えないくらいダメダメですね(笑)
でも、これが嘘偽りない心境だったんです。
これじゃ調子は悪いし身体は重くなるのも納得ですし、練習する意味がありません。
自分のメンタルの状態に気付いたキッカケ
そんな最悪のメンタルを抱えていた僕ですが、なぜそれに気付くことができたのか。
キッカケは、ジムのトレーナーからのこんな言葉でした。
「ボクシングはメンタルこそ重要なんですよ。試合で勝てるかどうかは、メンタルが8割・ボクシングの実力が2割と言っても大袈裟ではないです。」
僕は今まで一応アマチュア選手としてキックボクシングなどの試合には出ていましたし、格闘技歴も10年以上あるのでメンタルが及ぼす影響については知っているつもりでした。
でも、メンタルが8割という大部分を占めるという話を聞いて、それが本当かどうかは置いといて、今の自分のメンタルってどうなんだろうと意識するようになったのです。
そこでその日の夜、ノートに今の自分が考えていることを率直に書き出してみました。
すると出てきた心境が上記の通り。
そしてその書き起こしを自分で見た瞬間、ようやくこれまで悶々としていた想いがスッと軽くなったんです。
「何だ、全部自分のメンタルの問題だったのか」と納得しました。
捉え方を変えるだけで良かった
自分のメンタルの問題と分かったものの、ではこれをどうしたら良い方向に変化させられるのか。
今すぐ取れる具体的な対策を求めていた時に、本屋でこんな本を見つけました。
1970年代からメンタルトレーニングの指導や研究をしている方が著者で、パラパラと見てみて分かりやすく読みやすそうだったので購入。
アスリートにとってメンタルがパフォーマンスに及ぼす影響や、最適な状態で実力を発揮するにはどうしたら良いかなど、幅広く書かれておりとても勉強になりました。
そしてこの本を読んでみて僕が最も学んだのは、
結局のところ、物事をどう捉えるかで自分のメンタルはいくらでも変えられる
ということです。
例えばキツい練習があると「やりたくないなぁ…」と思ってモチベーションが上がりません。
でも、「キツい練習を乗り越えた自分は、今より確実に強くなれる」と前向きに捉えれば頑張れます。
いきなり「次のラウンドからスパーリングするぞ!」とトレーナーから言われて「嫌だなぁ…」とネガティブになるか、「よっしゃ実践練習できる!」とポジティブに捉えるかで集中度合いは大きく変わります。
発生する事象が何かは大して関係なく、自分がその事象にどんな想いを抱き捉えるかが大切なんだと。
それが分かって、今までだったら陰鬱に感じていたことも何とか前向きな思考に切り替えて考えてみると、調子も良くなりました。
『ボクシングはメンタルスポーツ』と言われる理由が、この出来事を通じて分かった気がします。
良いメンタルは自分との闘いの先にある
これから先、おそらくまた調子が落ち込む時は来ると思います。
僕は特別な才能なんかありませんし、アスリートとしてはまだ未熟もいいところなので、卓越した自己コントロールなどできないからです
しかし、その時に今回読んだ本のこと、ちょっと前の調子の悪かった自分のことを思い出し、また乗り越えていけると信じています。
良いメンタルを作るには、最終的には自分自身と闘う必要があります。
ここで自分に負けているようでは、とてもプロになんかなれません。
でも、自分との向き合い方(適切なメンタルトレーニング)を理解して⊅いれば、必ず自分に打ち勝つことができます。
そしてそれは、僕だけでなく皆さんにできること。
だからもし今調子が上がらず悩んでいる人も、絶対に大丈夫です。
僕は必ずプロライセンス取得を実現してみせます。自分の叶えたい目標を持っている人は、一緒に前を向いて頑張りましょう。
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