格闘技ジムを辞めたいけど、辞めるという挨拶ってしなきゃダメかな?めちゃくちゃ気まずい…
こんな悩みを抱えている方って、結構多いんじゃないでしょうか?
僕はこれまでに何度か経験しているのですが、基本的にジムに入会する時より、辞める時の方が精神力を数倍使います。
何故なら、辞める旨をジム側に伝えるという作業があるから。
しかも辞める理由が「ジムが自分に合わない」というものだと、それをそのまま伝えるわけにもいかず「仕事の都合」などとウソを言うことになるので、余計に疲れます。
しかし僕はつい先日、とあるボクシングジムを特に辞めることもその理由も何も言わずに辞めました。
「仮にもお世話になった人達に挨拶しないなんてマナーがなってない」と思われる方もいるかもしれません。
ただ、僕としては『自分が挨拶をしたくないし、しなくても辞められるならわざわざする必要はない』と思っています。
この記事では、僕がボクシングジムをどのような経緯で辞める決断をして、実際に辞めたのかを書きました。
悩んでいる方の参考になれば幸いです。
ちなみに辞めたジムは、こちらでお話していたプロライセンス取得を目指し入ったジムです。興味があればぜひご覧ください。
会長の人柄が生理的に無理だった
まず、なぜ僕がこのジムを辞めようと思ったか。
最大の理由は、会長の人柄が僕にはどうしても合わなかったからです。
会長は悪い人ではなかったのですが、こんな気質の人でした。
・指導の仕方が荒い(怒鳴ってくる)
・自分の価値観を押し付けてくる
・全体的に考え方が古い
つまり誤解を恐れず言いますと、『昭和的な考えの人』だったのです。
このジムはトレーナーとして教えているのも会長だけという小さなジムで、ジムの内装も会長の趣味が全面に出ているものでした。
※昔の有名ボクサーの写真が至る箇所に貼ってあったり。
「手取り足取り教えはしない。自分で考えて練習しろ」と頻繁に言っており、基本的にはジム生を放置します。
ミットもジム生同士で持たせ、自分が持つのは気に掛けているプロ選手のみという状況。
他にも色々ありますが、とにかく僕がこれまでお世話になってきたジムにはいなかったタイプの人でした。
試合に出させる方向に持っていかれそうな雰囲気
そのようなところでも、『これもプロになるための試練の1つ…』と思い、耐えながら練習していました。
しかし、どうしても払拭できない疑念が生まれます。
それがプロライセンスを取得できた後、試合に出ることを強要されそうな言動が節々に感じられたこと。
僕は入会時にあらかじめ、
と伝えていました。
ただ、試合に乗り気でないプロ選手に対して「無理やり試合決めて、バックれられないようにするぞ」と言っていて、これは僕もこんな感じで追い詰められるようになるのでは…?と不安が日に日に大きくなったのです。
※ちなみにそのプロ選手も、本当は元々試合に出る気は無かったと本人に聞きました。
ジムに行く足取りが重くなる
そうしたことが重なり、いつの間にかこのジムに足を運び練習することが苦痛に感じるように。
練習していても集中できず、とにかく一通りのことをやったらそそくさと帰る日々が続きました。
逆に時折会長が所用で不在の時は、嘘みたいに身体が軽く充実した練習ができる状態。
今までそれなりに長い時間格闘技をやってきて、ジムに行くのがここまでしんどいのは初めての経験です。
もちろん他のジム生は良い人が多く、そこに不満はありませんでしたが、やはりジムの会長と関わらないわけにはいかず、どうしようもありませんでした。
ボクシングが嫌いになりかけた
これは自分の中でも驚きだったのですが、会長1人への苦手意識の影響がボクシング自体に波及しました。
それまではやる気にみなぎり、毎日動画サイトでボクシングに関する勉強をしていたのに、見るのも嫌になったのです。
ジムが休みの日に行っていた自主練習もしなくなり、ボクシングから離れたい気持ちが強くなるばかり。
格闘技が好きでここまでやってきた僕が、こんな気持ちになる日が来るなんて思いもしませんでした。
だからこそ、あのジムを辞めて良かったと思っています。
あのまま無理に続けていたら、僕はボクシングに拒絶反応を示すようになっていたかもしれません。
挨拶無しで辞められるなら何も問題無し!
この経験から、僕はジム選びの重要性を改めて痛感しました。
自分の身を置く環境によって、心身の調子がここまで変わるということを、身をもって知ることができたのは唯一の収穫です。
そもそも僕は、このジムを見学や体験を受けずに入会してしまいした。
これは最大の失敗だったと今では反省しています。
以上の通り、僕はジムを挨拶無しで辞めましたが、別にそれで生活に悪影響が出ることはありません。
なので挨拶するのも嫌だという方は、そんなことはせずに辞めたっていいと思います。
ジムによっては退会届を出さないと辞められない場合もあるので、全てのジムでこの方法が使えるわけではありませんが、それが無ければ困ることはないはずです。
お金を払って通うのに、それが苦痛になっては良いことは1つもありません。
今のジムが何らかの理由で自分と合わないと感じている方は、無理せず辞めましょう。
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