もう仕事辞めたい・・・
社会人であれば、誰しも1度は考えたことがあるのではないでしょうか。
とはいえ、今の生活やこれから先のことを考えると、なかなか踏み出せない気持ちもあると思います。
しかし、もし今いる会社が何らかの問題を抱えていたり、残り続けるべきではないような場所であれば、すぐにでも辞める準備を始める必要があります。
この記事は、過去に4度の転職で5つの会社を渡り歩いてきた僕が、辞めた方が良い会社について説明します。
今、仕事を辞めるべきか悩んでいる方の参考になれば幸いです。
『会社を辞めたい』と思うのは、あなたのせいではない
まず1つだけ覚えておいてほしいことがあります。
それは、もしあなたが会社を辞めたいという気持ちを抱えているとしたら、それはあなたに問題があるのではなく会社にあるということ。
社員がそのように思うのは、経営者が良い環境を築けなかったせいです。
もし築けているのであれば、辞めたいという社員が出ることはほとんどなく、例えあってもそれはとても前向きな理由であるはず。
しかしそうではない場合、大抵は会社に何かしらの問題や不満があることがほとんど。
それを把握し改善できていないのは、あなたのせいではなく経営者の責任です。
自分にメリットや利益を感じない会社は辞める方向で考えるべき
会社はこの世に数えきれないほど多く存在し、あなたが今働いている会社はそんな中のたった1つに過ぎません。
そしてその会社で働いているのは、あなたにとって何らかのメリットや利益があると思ったのが理由のはず。
逆に言えば、そのメリットや利益を感じなくなったり、それ以上にデメリットや不利益が大きいと思うようになったのであれば、辞める方向に舵を切るべきです。
一緒に頑張ってきた社員に対し申し訳なく思ったり、負い目を感じることもあるかもしれませんが、最優先すべきはあなた自身の将来です。
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土壇場で見える会社の本性
よく『辞める時に初めてその会社の本性が見れる』と言いますが、これは紛れもない事実です。
辞めることになった社員は、これ以上会社の利益を生み出すことはない存在。
つまり、いるだけでコストのかかる人間ということです。
こういった時に、嫌みや恨み言などをぶつけてくるような会社であれば、それは辞めて大正解です。
反対に、快く送り出してくれるような会社であれば、そこで働けたことは誇っていいでしょう。
辞めるべき会社の特徴
では、ここから辞めた方がベストな会社の特徴を説明します。
これに当てはまる項目が多い会社ほど、危険度は高いです。
サービス残業が推奨・黙認されている
サービス残業は、会社員として最も無意味で無駄な行為です。
この時間にどれだけ働いたとしても給料は一切発生しないわけですから、それはつまり会社があなたから時間を搾取しているということ。
それを問題視せず当たり前としていたり、むしろ評価しているような会社に未来はありません。
今すぐ辞める準備を始め、一刻も早く逃げられるようにしましょう。
どこまでも都合の悪いことを隠す
ダメな会社というのは、自分達に都合の悪いことをひたすら隠そうと躍起になります。
どれほど追い詰められようと、決して認めず明かすこともしません。
僕が以前勤務していた会社は、大きなプロジェクトが閉鎖に追い込まれているのが明白でほとんどの社員が気付いていましたが、最後の最後(閉鎖まであとわずかな段階)まで会社側はそれを認めませんでした。
本当に社員のことを考えているのであれば、包み隠さず周知し、これからどうしていくのかという方針を出すべきですが、それをすると社員が次々に辞めていくことを会社側は恐れたのです。
こうした隠蔽体質のある会社は、遅かれ早かれ重大なコンプライアンス違反を起こす可能性が高いので、巻き込まれないうちに辞めるべきです。
社員の利益や将来のことを考えていない
上述の通り、社員の利益や将来のことを考えていない会社は、早く辞めるべきです。
確かに会社は自社の利益を追求することが第一目的であり、社員はそのために仕事をこなすのは当たり前です。
しかし、昨今はそれと同時に、社員が自社だけではなくどこでも活用できるスキル(ポータブルスキル)を身に付けさせ、社員の成長と社会の発展にも寄与すべきという風潮になっています。
そうしたことを考慮せず、自社のためにただ尽くせという姿勢を取る会社は、いいように使い倒されるだけです。
もしそのような空気をわずかでも感じ取ったら、辞めるのがベストです。
「働きすい会社」「風通しの良い会社」と自ら掲げている
求人情報でたびたび見かける「働きすい会社」や「風通しの良い会社」というアピールポイントですが、これを自ら掲げている会社は正直かなり危険です。
なぜなら、そのような抽象的でフワッとしたことしか、アピールするポイントがないと言っているようなものだからです。
会社という組織であれば、もっと具体的なこと(有休消化率○○%など)をアピールした方が求職者も分かりやすいですが、そうしないのはそういった実績がないからです。
自分の会社の求人情報が出た際は、どのようなことを書いているのかチェックしてみましょう。
そこに実情と異なることや何か曖昧なことが多く書かれていたら、その会社は危険です。
新人に雑用を全てやらせている、それを当たり前としている
新入社員や中途採用で入社した社員に対して、雑用を押し付けやらせるのは大抵がパワハラ・セクハラの横行している会社です。
先輩や上司は下に対して恫喝することが多く、まともに教育をしません。
だから若手はどんどん辞めていき、社内にはいびるしか能のない中年層以上の人間ばかりが残ります。
雑用は本来誰がやってもいい、さらに言うならばその時に手の空いている人がやればいいもの。
そうとはせず、若手にやらせるのを当たり前としているような風潮の会社は、あなたの心身を守るためにも辞めるべきです。
上司や先輩に憧れたり尊敬できる人物がいない
社内の先輩や上司は、数年後のあなたの姿であり、本来ロールモデルとなる人物です。
しかし、自分が尊敬したり憧れない、逆に『あんな風になりたくない』としか思えないような先輩や上司しかいない場合、その会社に長くいるとあなた自身もそうなってしまう可能性が高いです。
若手がどのように成長するかは先輩や上司にかかっており、もっと言えば会社の体質や風潮が社員を作ります。
つまり、自分の尊敬できる人物が社内にいないということは、あなたが社内で周囲から尊敬されるほど優秀な人物になるにはかなり労力のかかるものになります。
仮にたとえなれたとしても、そんな会社では実力を発揮しきれない可能性が高いです。
それよりも、別の場所で活躍できる機会を得た方がよほど良い選択です。
転職サイトに書き込まれている会社の口コミがことごとく酷い
今や各社の口コミを集めているサイトまで存在する便利な世の中です。
あなたが今いる会社の口コミも、探せば必ず存在するはず。
そこには退職済みの社員も、現役の社員も本音で口コミを投稿しています。
もしここにあまりにもネガティブな口コミが多数投稿されているようであれば、同じ目にあなたも今後遭う可能性大です。
もちろん投稿主が勤めていた時期などによって状況は違うので一概には言えませんが、会社の体質や体制が大幅に変わることは稀なので、残るのはそれなりのリスクを伴うことになるでしょう。
パワハラ・セクハラが日常茶飯事で行われている
オフィスに怒声が飛び交ったり、男尊女卑が平然と行われている会社は、未だに数多くあるのが現実です。
自分が中にいると、それが当たり前のように勘違いしがちですが、そうしたことが日常的にされているのであれば、今すぐ会社を辞めましょう。
そうした会社は退職届を提出しようとしてもまともに相手にされない可能性もあるので、退職代行を利用するというのも有効な手段です。
飲み会への参加を強要し新人に酒を注がせたり余興をさせる
飲みにケーションの名のもと、ことある毎に飲み会を開催する会社は数多くあります。
新年会・忘年会・歓迎会・送別会・・・
ハッキリ言えば彼等はそんなのは建前で、ただひたすらに酒を飲み、若手に自慢話を語り、説教を垂れ、楽しい気分に浸りたいだけなのです。
そしてそんな飲み会に来ないのは言語道断だとか社会人としてなっていないなどと言う人達がいます。
ここで名言しておきますと、飲み会への参加は任意であり、強制力などありません。
その催しに参加しないだけであーだこーだ言ってきたり、酒を注げだの何だの言う輩がいる会社は、すぐにでも辞めることをおすすめします。
給料・ボーナスが安い
今の時代、正社員と言えども給料やボーナスは上がるどころか、下がることも有り得ます。
また、給料が派遣社員より低かったり、ボーナスが出ないこともザラにあります。
事実として、僕が以前勤めていた会社では、正社員にも関わらず月収は手取りで20万ほど。
ちなみにこれは、月の残業を50時間ほど含んでの金額です。
どう考えても労働量と給料が割に合っておらず、生活も苦しかった苦い記憶です。
このような会社では生活の先行きが見えないので、辞めた方が良いでしょう。
まずは自分のキャリアについて考えよう
以上、10個の項目を挙げましたが、実際のところこれら全てに該当しない会社はほとんどないかもしれません。
重要となるのは、どこを譲ってどこを譲らないかという、自分の中の優先ポイントを決めておくことです。
そのためにも、自分にとっての仕事への考え方や、今後のキャリアプランを考えておきましょう。
1人では深掘りして考えられないようであれば、プロの力を貸してもらうのもアリです。
『キャリアアップコーチング』では、そのような人に向けたキャリアに特化したコーチングサービスを提供しています。
あなたが伸び伸びと実力を発揮できる会社で仕事をできることを、心より祈っています。
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