どんな会社でも、始業前に必ず行うのが朝礼。
伝達事項や引継ぎ事項の周知など、欠かせないものがあります。
しかし、ヤバい会社では、朝礼で異常なことを社員に強いています。
この記事では、ヤバい会社がやりがちな朝礼の特徴を解説します。
朝礼だけでヤバい会社か判断可能
朝礼には、その会社の『色』がとても強く出ます。
体育会系か文科系かといった気質、何を重視しているかなど、朝礼の雰囲気だけでおおよそのことが掴めます。
つまり、良い会社かヤバい会社なのかが、ここで判断可能ということです。
もし客観的に見て意味の分からないことや無駄なことが行われているようであれば、その会社は早く辞めるべきです。
朝礼を行う意味
本来朝礼は、全員が共有しておくべきことの確認を行う場です。
また、それに加えて上司は部下の今日の様子(顔色が悪くないか等)を見たり、部下は上司に確認したいことを質問したりと、社員同士で必要なコミュニケーションを取る場でもあります。
そこに非効率なことや理不尽なことを加えて、朝礼で社員の心身を消耗させる会社が、実は少なくありません。
怖いのは、それを続けていると、いつの間にか自分も『これが当たり前』と認識してしまうこと。
そうして次に入社してきた新人にも同じことをさせて、負のループを生み出します。
悪い意味で会社に染まり、抜け出せなくなる恐れがあるのです。
ヤバい会社の朝礼の特徴
では、そんなヤバい会社は具体的に、どんな朝礼を行うのか。
基本的には、以下のいずれかを含むようであれば、それはヤバいと言えるでしょう。
社訓を大声で唱えさせる
ヤバい会社の筆頭とも言える特徴です。
自社の社訓を朝礼で毎日大声で唱えさせるのは、洗脳と変わりません。
少しでも声を出していないと何度でもやり直しさせて、悪夢に見るまでになることも。
これで生産性が上がるか否かは、火を見るよりも明らかです。
ラジオ体操がある
工場での仕事などで多くあるのが、朝礼でラジオ体操をさせるパターン。
中には営業系や事務系など、身体を直接動かすことのない業種の会社でも行われます。
こういう会社は大体が体育会系で、上司の柄が悪く平気で恫喝したり怒鳴るのが日常茶飯事です。
そして経営者は、「これで朝から目が覚めてスッキリするので仕事も捗るだろう!」などと、本気で思っています。
しかし、やらされている社員からすれば、これのせいで朝から体調が悪くなることも。
昭和時代ならまだしも、令和の現在でも当たり前のように実施している会社が多いです。
1~3分間スピーチがある
朝礼の中で、社員が持ち回りで1~3分間のスピーチをやらされます。
しかも中堅以上は絶対にやらず、新人~若手のみでやることになるケースがほとんど。
テーマは特にありませんが、「自分が成長したこと」や「世間で話題になっていること」など、仕事に関連するものでないといけないという暗黙のルールがあることも。
この内容を考えるのに時間を取られている社員も多く、まさに無駄な仕事を増やしている状態です。
今日の目標や将来の夢を語らせる
朝礼で「今日は○○を達成します!」とか、「今日は○○に力を入れて取り組みます!」などと目標を言わせるのは、ヤバい会社間違いなしです。
また、将来の夢を語らせるというのは、異常の極みと言えるでしょう。
毎日行われる朝礼で目標やら夢やらを言わないといけないのは、苦痛以外の何物でもありません。
そして、少しでも緩いことを言おうものなら、上司から叱責されるおまけも付いているのでタチが悪いです。
朝礼時間が10分以上
トータルで10分を超える朝礼が行われているのは、それだけでおかしいです。
通常、必要なことだけをやっていれば、5分で収まることがほとんど。
それにも関わらず長くなるのであれば、必ず無駄なことがあります。
そして、要因となっているヤバい会社特有の『何か』が、そこにあるはず。
長い朝礼はそれだけで、社員のモチベーションを低下させ問題を生み出すものです。
朝礼をSNSにアップしている会社は最高にヤバい
上記がヤバい会社にありがちな朝礼の特徴ですが、さらにヤバいことがもう1つあります。
それは、自社の朝礼の様子を、SNSでアップしている場合です。
自分達の会社の朝礼が良いものだと信じているからアップしているわけですが、それは大きな勘違いと気付いていません。
実際に見てみると分かりますが、上記の特徴を全て見事におさえています。
もし自社の朝礼が公開されていたら、そんな会社は今すぐ辞めるのがベストでしょう。
ヤバい会社はどんな手を使っても辞めるべき
朝礼は毎日行われるものだからこそ、その内容がどんなものかが重要です。
ヤバい会社で行われる朝礼は、どれも大きなストレスがかかるものばかり、
やればやるほど、自分が何のために頑張っているのか分からなくなってきます。
そんな会社では、どのみち長く働くことは困難ですし、働かない方がいいでしょう。
ヤバいと感じることができる今のうちに、辞めることをおすすめします。
なかなか辞めさせてくれない、辞めると言いづらい雰囲気があるなら、退職代行サービスを利用するのも有効です。
辞める時までストレスを抱えず、さっさと去ってしまいましょう。
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