総合格闘技に他格闘技からの転向者が多い理由

格闘技
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近年『RIZIN』の大晦日放送などで人気が再燃してきた総合格闘技。

その名の通り、打撃も寝技も何でもアリと言われるルールで「格闘技の中で最も実戦的」という呼び声も高いです。

そんな総合格闘技ですが、実は最初から総合格闘技を習っていたという人ばかりではないことをご存じでしょうか。

元々ボクシングや空手、柔道やレスリングなど何らかの格闘技を経験しており、そこから総合格闘技に転向してきたというケースも多いのです。

かくいう僕も最初はキックボクシングから入り、その後総合格闘技を始めたという経緯がありました。

なぜ総合格闘技は、他の格闘技からの転向者が多いのか。

その理由を考察してみます。

新しい目標を作りモチベーションを保つため

先程言ったように、総合格闘技は数ある格闘技の中でもルール的には最も実戦に近いと称されています。

例えばボクシングやレスリングの大会で優勝したとして、その格闘技の中では名実ともに最強と呼ばれるようになった時、そこから先どこに向かって頑張ればいいのか迷うこともあると思います。

その結果、その格闘技でこれ以上モチベーションを保つことが難しいとなった場合、他の格闘技での活躍を新たな目標にすることでモチベーションを保つことが可能となります。

そしてこれまでの自分の経験を活かせる格闘技となれば、総合格闘技を選択することは必然だと思います。

ギャラアップを目指すため

正直なところ、現在の日本で格闘技はお世辞にもメジャーなスポーツとは言えません。

多くのプロ格闘家はプロという肩書きはあるものの、それだけでは食べられず生活のためにアルバイトを掛け持ちしているということがザラにあります。

総合格闘技は近年日本でも再度注目を集めつつあり、日本で活躍を続けていれば海外の団体からオファーが届き、多額のファイトマネーを得られる可能性もあります。

お金がしっかり稼げて、格闘技1本に集中することができるようになればプロ格闘家としてこれ以上のことはないと思います。

自分の知名度を上げるため

日本では格闘技自体マイナーですが、その中でも特に日の目を浴びる機会がほとんどない格闘技は存在します。

チャンピオンになったとしても、テレビやラジオといった媒体で取り上げられていないものって実は結構あるんです。

総合格闘技は格闘技の中でもメジャーなものになりつつあります。

冒頭であげた『RIZIN』に出場し地上波で取り上げられれば、世間の認知度は多かれ少なかれ上がる可能性は高いのです。

せっかく格闘技を仕事として命を懸けているのに誰にも知られていないというのはとても虚しいですし、認知度が上がれば格闘技以外の仕事も舞い込んでくるかもしれません。

総合格闘技で有名になるというのは、夢のあることなのです。

猛者の集まる総合格闘技

総合格闘技に転向してくる選手は、既に他の格闘技で素晴らしい実績を残していることも多いです。

デビュー戦でハイレベルな戦いを繰り広げ、観客が度肝を抜かれるのも珍しいことではありません。

文字通り、様々な格闘技の猛者が集うのが総合格闘技の魅力の1つでもあるのです。

だから総合格闘技の世界は今後もっと大きくなり、進化し続けることでしょう。

そんな背景も楽しみつつ、これからも総合格闘技を観ていきたいと思います。

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