普段格闘技に関するニュースを観ていて思うことがあります。
それは「ルックスが良い選手はやっぱり取り上げられているなぁ」ということです。
もちろん実力があることが大前提の格闘技ではありますが、「美女格闘家」や「イケメン格闘家」はそれだけで格闘技ファンだけでなく一般の人達の関心を寄せ集められます。
今回は、そんな格闘技とルックスの関係についてお話したいと思います。
格闘技だからこそルックスは必要
まず、格闘技に対する世間の認識は今でも『怖くて野蛮なもの』というのがあることは事実だと思います。
これはもう格闘技の宿命みたいなもので、試合で相手を倒すか倒されるかを競うスポーツである以上、血が飛び散ったり顔面が腫れたりするのは当然のことです。
それに加え、選手がイカつい風貌の人ばかりだったらどうでしょうか?
…もし僕が格闘技を全く知らなかったら、おそらく格闘技を観ようとは思いません。
しかし、選手がイケメンや美人であれば、「あんなカッコいい(可愛い・綺麗な)人が戦ってるなんてギャップあって最高!」…となることだってあり得ます。
残酷ですが、格闘技というスポーツだからこそルックスが大切なことは否定できないと思います。
ルックスが良いことで自分にも業界にも良い影響をもたらす
これは格闘技に限りませんが、「ルックスが良い」というのはそれだけで1つの強い魅力になります。
ルックスが良いと動きも見映えしますし、先程言ったようにそのスポーツをあまり知らない一般の人達も「あれは誰だ!」と興味・関心を持ちます。
以前流行った『美人すぎる○○』が、まさにその良い例です。
そうなれば、言い方は悪いですが業界関係者もそれを利用して少しでも認知度を広げようと積極的に宣伝や広報に力を入れます。
取り上げられた選手側も、自分の知名度を上げることでスポンサーが付いてくれればより練習に専念できますし、業界全体が盛り上がればと考えるので頑張ります。
ルックスが良いというだけで、色々な効果が見込めるというわけです。
批判やアンチの的になる
もちろん良いことばかりではありません。
ルックスが良く注目度が高いと、それに比例してアンチは沸き出てきます。
また、実力が伴わず良い成績が残せてないと「所詮ルックスだけで贔屓されてるだけ」と批判されることになります。
実際、ルックスで取り上げられた選手がそういった批判にさらされ悩み葛藤したという事例はたくさんあります。
人気だけが先行してしまうと、大変なこともたくさんあるのです。
ルックスだけでなく格闘技の本質も見れるような視野を
ルックスが必要で大切なことは紛れもない事実ですが、それで取り上げられる選手達は芸能人でもタレントでもない、1人のアスリートです。
過熱した人気は、良くも悪くも様々な人間を幸せにも不幸にもする可能性があるということを、僕達は忘れてはいけないと思っています。
もちろんルックスから入ることは問題ありませんが、それだけを見るのではなく、もっと視野を広くして格闘技全体を見るようにすることで、より学べることはたくさんあるのではないでしょうか。
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