キックボクシングの試合に出場した時の話

格闘技のこと

僕はこれまで格闘技を10年以上やってきて、試合に出場した経験もあります。

その中でキックボクシングの試合には、5試合以上は出場してきました。

しかし、何度経験してもあの独特な雰囲気には慣れません。 

今回は、キックボクシングの試合に出場するまでの流れや当日のこと、また僕が感じていたことなどについてお話します。

・キックボクシングの試合に出る予定がある
・キックボクシングの試合に出てみたいと考えている
・キックボクシングの試合に興味がある

上記のような方には参考になるかと思うので、最後までお読みいただけると嬉しいです。

※僕はプロのキックボクサーではないので、アマチュアのキックボクシングの試合についてのお話となります。あらかじめご了承ください。

試合出場が決定するまで

格闘技ジムには、格闘技興業を扱っている様々な団体から告知が届くようになっています。

アマチュアの場合、開催の数ヵ月前に各ジムに告知され、ジムの責任者(主に会長や代表)がその試合にジム生を出すかどうか決定します。

基本的には、以下の2パターンで試合に出ることが可能です。

・ジム側からジム生に試合に出てみないか誘う
・ジム生が試合に出たいとジム側に希望する

ただし、どちらにせよジム側に『試合に出せる状態である』と判断されないといけません。

試合に出るための条件は各ジムによって定められているはずなので、事前に確認しておきましょう。

試合出場が決定してからの生活

出場するための申し込みが完了したら、そこからは『試合に勝利するための練習』となります。

練習の内容自体はそこまで変わりませんが、内容の密度が濃くなり、トレーナーもやや厳しめに接してきます。

また、減量をする必要がある場合はそこも平行して取り組むことになります。

アマチュアではプロのように厳しい減量をさせることはまずありませんが、それでも普段の生活とは異なる形になるでしょう。

やってみると痛感しますが、減量しながらの練習はかなりキツいです。

僕は最大で4~5㎏ほどの減量でしたが、それでも普段のようなパワーが出ず、「こんなに辛いのか…」と心が折れそうになりました。

日に日に増す緊張感

これは人によりますが、僕は試合が決まるとずっと緊張してしまうタイプです。

何せ数ヵ月後には誰とも知らぬ相手と本気で殴りあって倒すか倒されるかをするわけなので、怖さや不安はどうしたって感じてしまいます。

練習している時はもちろん、それ以外の時もふと「試合するんだよな…」と考えるたびに緊張してきます。

それは試合が近付くにつれて徐々に増していき、3日前くらいになるともう怖くて仕方ありません。

自分で決めたこととはいえ、試合に出る以上は何が起こるかわからないのですから、それなりの覚悟は必須です。

メンタルコントロールの大切さ

上述の通り、試合が決まってからの生活や練習、心境は普段とは異なるものになります。

これを乗り越えるためには、自身のメンタルコントロールがどれくらいできるかにかかっています。

試合で勝敗を分ける要素の8割はメンタルです。

これが整っていないと、普段練習でどれだけ強くても、肝心の試合では実力を発揮できません。

『本番に強い人』というのがいますが、あれが理想のメンタルを持っている人だと思います。

試合が終わるまでは落ち着かない日々になりますが、ぜひメンタルコントロールにも意識を向けるようにしましょう。

試合当日の流れ

アマチュアの試合は、基本的に当日計量です。

計量が終わってから3~4時間後から、順次試合が行われていきます。

そのため、減量をしている選手は早々に計量を済ませ、食事等を取ってリカバリー(回復)に励むこととなります。

注意したいのは、この時に空腹だからといって一気に色々摂取すると体調を崩す場合があること。

減量によって胃腸は弱くなっているので、いきなりの多量な摂取は刺激が強すぎて腹痛に見舞われる恐れがあります。

当日に試合となるので、もし体調を崩すと取り返しがつきません。

くれぐれも計量が終わったからといって油断しないようにしましょう。

その後はバンテージの準備(試合時はトレーナーにやってもらいます)、ウォームアップを行い、試合順が近付いてくると主催団体のスタッフから声が掛かるため、ボクシンググローブとレガース(試合によってはヘッドギアも)を装着し待ちます。

そして自分の番になるとマイクでスタッフから入場を促されるため、リングに入りいよいよ試合開始です。

プロの試合のように「赤コーナー、○○!」みたいなものは基本的に無く、リングに上がってレフェリーが全ての準備が整ったのを確認したらすぐゴングが鳴って開始となるので、焦らないように注意しましょう。

ここまできたらあとは練習の成果を出すだけです。

めちゃくちゃ疲れるし大変な時間ですが、悔いが残らないように最後まで自分の全力を出しきりましょう。

試合でしか得られないものがある

勝ったにせよ負けたにせよ、試合で得られるものは普段の練習では得られないものばかりです。

リングに上がった時の高揚感、目の前に立つ対戦相手との真剣勝負、周囲からの視線…

そうして経験を積み重ね、みんな今よりさらに強くなれるのです。

そこからプロを目指すもよし、趣味の範囲のまま楽しむもよし…と、選択するのは自分自身。

ただし絶対に忘れてはいけないことは、またここに至るまでに協力してくれた人達との闘ってくれた相手選手への感謝です。

試合は自分1人でできるものではないということを、常に意識しておきましょう。

また、ここまで努力した自分を褒めることも大切に。

試合に出場することで学べるものはたくさんある

実は僕は元々、試合に出るつもりはありませんでした。

高校の部活を引退後、「何かやってみたいな」という気持ちからたまたま格闘技を始めただけで、そこから何をしたいということも特になかったのです。

ただ、当時指導してくれていたトレーナーから勧められ、「どうせなら経験しておくのも悪くないか」という気持ちで試合に出ることを決めたのが、最初のキッカケでした。

試合は大変なことがたくさんありますが、そのぶん学べることもたくさんあります。

少しでも興味がある方は、1度だけでもいいのでぜひ経験してみることをおすすめします。

もちろんリスクはあるので、周囲やジム側ともよく相談して決めるといいと思います。

何より一番優先すべきは、自分自身の健康です。

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