今や決して珍しいものではなくなった格闘技のジム。
ボクシングや空手、総合格闘技や柔術と様々なジムがありますが、実はひとくちにジムといっても練習形態をどのようにしているかは、ジムごとに異なっています。
この点をあらかじめ把握しておかないと、せっかく入会したジムなのに練習をサボり気味になったりすぐに辞めることになる可能性が高くなるため、しっかり確認しておくことをオススメします。
形態は大きく分けて3種類に別れているので、1つずつ見ていきましょう。
クラスレッスン制
指定された日時に練習を実施することが前もって決まっているジムです。
基本的には曜日ごとに何時から何をやるか、スケジュールが組み立てられている場合が多いです。
開始時間と終了時間が明確に決まっているので、メリハリをつけて練習に取り組むことができます。
レッスン中はインストラクターが1~2人ついて教えてくれるので、放置されることもありません。
欠点としては日時が決まっているため、時間が不規則な仕事をしている人や予定的にその日時が空いていない人は練習に参加するのが難しいことです。
また、参加メンバーが自分しかいないというケースもあるので、そういう時はインストラクターとマンツーマン状態でちょっと気まずいです(笑)
フリータイム制
クラスレッスン制とは異なり、ジムの営業時間中であればいつ来てもOKというジムです。
日時が指定されていないため、自分の予定に合わせて柔軟に自由にジムに行って練習することが可能です。
インストラクターが常駐しており、質問すればしっかり指導してくれますし、その人に合わせてミット打ちやその他の練習も見てくれます。
その反面、ついサボりたくなったり、あまりやる気が起きない時に「いつでも行けるし今日はいいか」という思考になってしまう可能性があります。
それがその日だけならいいのですが、そのまま面倒くさくなってズルズルと引きずり辞めてしまう人もいるため、自分を管理することが苦手な人には向いていません。
両立制
上記のクラスレッスン制とフリータイム制の両方を導入しているジムです。
基本的にはフリータイムですが、その中にレッスンが組まれており、希望者はレッスンに参加して指導を受けることができます。
(不参加者はそのまま自分のペースで練習することができます。)
自分がしたい練習をしやすい環境ですが、ジムによってはレッスンへの参加希望者が少ないとそのままやらずに流れてしまう場合もあるので注意が必要です。
自分のライフスタイルに合わせて無理のない形態を選ぼう
どの練習形態を導入しているジムがいいかは人それぞれですが、1点だけ注意してほしいのは自分の普段の生活リズムを崩す可能性があるジムはやめておきましょう。
例えばクラスレッスン制のジムに通っていて、「仕事を定時で切り上げられればギリギリ練習開始時間に間に合う」という場合、どうしても定時では終われない日が出てきます。
そんな日にも練習に行きたくて強引に定時で上がってしまい、次の日に何らかの支障が出てしまうと大変です。
自分の日常に影響が出るような練習の仕方をしては本末転倒なので、無理なく余暇時間を使って続けられるジムを選びましょう。
ジムは基本的に見学や体験練習も受け付けています。ホームページなどでは分からないこともたくさんあるので、まずは気になるジムを見つけたら多少手間はかかってもちゃんと足を運んでみることが、ジム選びの失敗を防ぎます。
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